1. HOME
  2. ブログ
  3. 3・8国際婦人デー 若い力を先頭に団結固めた福岡集会

3・8国際婦人デー 若い力を先頭に団結固めた福岡集会

20170309a-1.JPG 3月5日、午後1時から福岡市内で3・8国際婦人デー集会と市内デモを闘った。集会には20代をはじめ新しい女性労働者の参加があり、昨年を上回る39名が結集した。
 集会は実行委員会からの力強いあいさつで始まった。次に1917年のロシア革命の突破口を切り開いた3・8女性労働者のデモを中心にした映像と昨年来の韓国民主労総を先頭とした民衆蜂起の映像を合わせた12分間のDVD上映を行った。その迫力の余韻を残しながら、動労総連合九州の執行委員長・羽廣憲さんが連帯のあいさつを行い、続いてNAZENナガサキの城臺美彌子さんのメッセージが代読された。

 次に婦民福岡支部の木村美絵支部長から基調提起があり、さし迫る日米の朝鮮核戦争絶対阻止、労働法制改悪阻止、労働者が主人公の社会を目指して女性が先頭に立って団結して闘おうと訴えた。
 八尾北医療センター労組書記長・灰垣美佐子さんの講演では、最初に今日の激動情勢に触れ、戦争か革命かの時代に本格的に突入している今、日本においてもここ1~2年がこの社会の大転換の時になることは間違いない、それを18年問題としてしっかり見据えようと訴えた。そして労組として自分たちはどう闘っていくのか、どう団結をつくりだして地域的拠点・ソビエトをつくりだすのか、という問題意識で激しく議論してきたと言い、具体的内容を報告した。
 八尾北病院の歴史とともに国鉄分割・民営化以降の八尾市による民営化攻撃、それに続く更地化攻撃に対して、闘う砦として団結を守り抜いたこと。さらに八尾北労組による自主管理闘争を開始し、18年から逆規定して労組を地域の拠点にしていく闘いの経緯を報告した。そこでは新自由主義の金儲けの医療ではなく、人間にとっての根本的な健康問題を基礎にした医療や介護、職場ではびこる能力主義との徹底的な議論・克服など。労働の奪還そのもの。闘う団結形成の重要性が参加者の気持ちを一つにした。
 闘う女性労働者からの発言では、清掃労働者から職場報告があり、パワハラ・セクハラや労働者同士の分断の激しさのリアルな報告と団結をつくることの難しさに悩みながらも絶対にひっくり返してやるという気持ちでいると決意が述べられた。最後に若い女性労働者が登壇し、今度労働組合を結成することにしたと報告。労働者が分断され、いじめや自死に追いやられるような職場であってはならないと訴えた。圧倒的な拍手で組合結成を喜んだ。その勢いのままに市内デモに出発。集会参加者全員がデモに出た。
 人通りの多い天神一周デモは、コールを始めにぎやかな隊列に注目度抜群。見ているだけでなく、一緒に”戦争反対”とコールする若者たちや手を振る女性たちなど、今までにないリアクションだった。怒りの爆発はもうすぐそこまで来ているのだ。動労総連合を先頭とした国鉄決戦こそその火花だ。3・11福島大行動からJR攻防へ、全力で闘おう。(中原真理)

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択