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植木団地の追い出し反対 裁判で高槻市を圧倒

20170518e-1.JPG 5月10日、大阪地裁大法廷を満杯にして「植木団地追い出し絶対反対! 高槻市弾劾!」裁判(第2民事部・西田隆裕裁判長)が行われました。植木団地労働組合員が勢ぞろいし、家族、全国水平同盟、労働組合や地域の仲間が駆けつけ、意気高く闘いました。
 今回の裁判では、植木団地労組の3人と高槻市特命チーム責任者・徳島の計4人が証言しました。4人の証言で、高槻市の「追い出し」の不当性、デタラメさが決定的に暴かれました。また、植木団地は植木・園芸業の労働者が共同して生き働くためのかけがえのない拠点であることが明らかになりました。

 徳島は、高槻市が植木団地廃止のためにのみつくった特命チーム発足からたった1カ月で廃止を決定したこと、廃止かどうかの決定権は高槻市にあると傲慢(ごうまん)に主張し、園芸協同組合員を呼び出して高槻市作成の脱退書に押印させたことなどを証言しました。
 植木団地労組の労働者は、先輩や仲間から仕事の経験を引き継ぎ、共同して誇り高く働いてきた熱い思いを語りました。その思いを踏みにじる一方的な追い出しは絶対に許せないと証言しました。跡地利用や仮植場がなくても植木業はやれるなどとうそをつく高槻市側を、植木労働者の誇りで一喝し、圧倒しました。
 裁判後、大阪弁護士会館で総括集会を行いました。弁護団、証言に立った組合員、ともに闘った植木団地労組員や全国水平同盟、関西から結集した労働組合も、「やりきった!」「熱い思いが伝わった」という感動と勝利感を口々に語り、高揚感一杯です。8月3日の次回公判を迎え撃つことを誓い合いました。
 10日の裁判に先立ち、3日には植木団地で裁判闘争勝利のための交流集会が開催され、100人を超える人びとが集まりました。この成功の上に裁判闘争の勝利がかちとられました。
 植木団地闘争は、闘争破壊に襲いかかった部落解放同盟の屈服と腐敗を打ち破り、全国水平同盟高槻支部をうち立て、労働者階級の分断を打ち破る労働者の「団結の砦(とりで)」としてそびえ立っています。
 「戦争か革命か」の時代だからこそ、5月21日の全関西狭山集会に結集し、植木団地闘争と一体で狭山闘争を闘い、階級的労働運働でこの社会を根本から変えるため、職場や地域に巨万の労働者の決起をつくりだしましょう!(北摂労組交流センター 上園耕作)

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