大坂同志、星野同志は無実だ 5・31 広島弾圧弾劾し記者会見
5・18広島弾圧、無実の大坂正明同志への指名手配攻撃を党と労働者階級人民の総決起で打ち破る戦闘宣言が発せられた。それは同時に、無実で獄中42年、星野文昭同志を奪還する戦闘宣言となった。
5月31日、革命的共産主義者同盟、広島弾圧接見弁護団、星野再審弁護団、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議、全学連が東京・霞が関の弁護士会館で記者会見を行った。マスコミ14社、30人を超える記者に「大坂同志は無実だ」と訴えた本紙第2848号、「沖縄闘争で獄中42年/無実の星野文昭さんいますぐ解放」(『国際労働運動』21号)が配られた。
冒頭に、広島弾圧接見弁護団の藤田正人弁護士は、勾留中の2人が取り調べに完全黙秘していることを報告した。完黙・非転向の闘いが権力のデッチあげの狙いを日々打ち砕いている。
革共同の鎌田雅志同志は「完黙で闘う同志への『殺人罪』でのデッチあげ再逮捕を絶対許さない。46年もの大坂正明同志への指名手配は権力犯罪だ」と断罪し、次のように提起した。
「星野文昭さんの再審を求める闘いで大坂同志の無実も証明されている」「11・14渋谷暴動闘争は、沖縄ゼネストに連帯した正義の闘いであった」「5・18広島弾圧は共謀罪制定と一体の攻撃である」「戦争絶対反対で闘う人民に、国家権力は暴力で襲いかかってきた。大坂同志への指名手配を粉砕し、広島弾圧2同志と団結して闘いぬく!」
続いて、星野再審弁護団長の鈴木達夫弁護士が、「星野さんへのデッチあげは何ひとつ物証がない。違法で拷問的な取り調べによって、当時半数が少年だった学生に強制したうその供述調書のみ。それはその後の裁判の中で全部ひっくり返された」と述べ、星野特集号32㌻を示し、星野さんの無実の証拠として、①服の色が違うこと、②鉄パイプに殴打の痕跡がないこと、③十字路で「光」を見たこと、④供述調書は信用できないとした厳島鑑定、の4点を明らかにした。
そして「星野さんの無実は同時に、同じ証拠構造を持つ大坂さんの無実を示している」と結論づけた。
星野全国再審連絡会議の狩野満男共同代表は、全証拠開示を求める100万人署名と星野絵画展で広範な運動をつくり出す決意を語った。全学連の斎藤郁真委員長は、全学連大会への襲撃を行った公安警察に対する告訴・国賠を報告し、「この瞬間も権力犯罪は行われている。安倍政権の共謀罪制定は公安警察に巨大な権限を与える」と語気を強めた。
質疑では記者からも「広島での家宅捜索そのものが憲法違反ではないか」「『過激派』なら誰でも良いという公安警察や裁判所の体質があると思う」といった声が上がった。
弾圧は必ず労働者人民の怒りと決起に転化する。「星野さん、大坂さんは無実だ!」と職場・地域・街頭で全力で訴えよう。完黙・非転向で闘う広島弾圧の2同志、関合労弾圧の3人をただちに奪還しよう!
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