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女性の闘いが革命開く 婦民全国協 全国総会で熱い討論

20170831c-1.JPG 8月26、27日の両日、婦人民主クラブ全国協議会第34回全国総会が大阪で開催され、全国から97人が参加しました。朝鮮侵略戦争の切迫した情勢を前に、2017年秋から18年改憲阻止・戦争絶対反対、労働法制改悪阻止の大決戦の先頭に女性たちが立つこと、具体的な組織建設方針として、保育の民営化・規制緩和反対署名をもって1千万人とつながることが活発な議論で一致・確認されました。
 冒頭、三里塚芝山連合空港反対同盟・北原鉱治事務局長を追悼する黙禱(もくとう)から始まりました。
 三浦正子代表は開会のあいさつで、「この秋は戦争と改憲に突き進む安倍打倒の正念場。総会での活発な議論を」と呼びかけました。共闘のあいさつとして、三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さん、全国水平同盟の久原正子委員長、全国労組交流センター女性部の東理恵さん、高槻医療福祉労働組合の村山裕子委員長、革命的共産主義者同盟が発言されました。動労千葉と星野暁子さんからのメッセージも紹介されました。

 議案提案を、総括・情勢について鶴田ひさ子事務局長、ロシア革命から100年・婦民の歴史と建設についてを山本美知子関西ブロック代表が行いました。
 さらに今回の総会の柱として、大阪北支部の保育労働者・深町加代子さんが「保育の民営化とは何か」と題して特別報告を行いました。深町さんは「子育て・保育の仕事そのものが『民営化には反対』となる。子どもと向き合い、子どもと団結し、仲間を大切にとやっていったら、戦争・改憲を阻止する、社会を変えるという問題になる。だから自治労の闘いの中で保育労働者が最も主力になってきた。保護者である労働者の問題にもなる。長時間保育はけっして保護者のニーズではなく資本のニーズだ。労働者の要求として一緒に考え団結できる。保育署名は今の怒りを束ねることができる」と提起しました。
 さらに、八尾北医療センター労組を地域の軸として活動している八尾支部からの報告も行われました。労組が中心にすわって、そこに部落、在日、女性、障害者などあらゆる人びとが結集している実践の報告は、具体的で明るく、社会を取り戻す展望をつかめました。
 議案提起や報告を受け、分散会をはさんで、1日目も2日目も大討論になりました。「保育署名問題で分散会をやってよかった。討論するほど、まだまだこんなに掘り下げられるのかと驚いた」「小池都知事のブレーン上山信一が『保育だけ福祉のままとり残されてしまった』と言ったことが思い出される。子どもたちの存在がまったなしに生きるということを突きつけてくるから、保育の現場は絶えず民営化と対決してきた。これからどんな社会をつくるのかが、ここにはらまれている」「数を集めるというより、論議になることが大事だと思った。みんなで抱えている問題を討議できる」「韓国・民主労総に学ぼう。婦民は地域に拠点労組もつくるし、全体を組織できるオールマイティ。11月1万人大行進の先頭に立とう」。各地の活動報告がひとつになりました。
 星野文昭さん・大坂正明さんを取り戻す決議が上げられ、新基地建設強行と対決する辺野古座り込み現地で負傷された方たちへのお見舞いメッセージが参加者一同でつくられました。
 最後に総会宣言で、「目の前に朝鮮侵略戦争の切迫した情勢があります。1%の生き残りのために99%を犠牲にしてきている。女性たちの怒りは根底的です。女性労働者、労働者家族はこのままでは生きられない。分断をうち破って労働も、子育て・保育も介護も労働者民衆のもとにすべてを取り戻そう。生きるために社会を変えよう。資本家からこの社会すべてを取り戻そう。戦後革命期を超える闘いを起こそう。改憲阻止大決戦の先頭に立とう」「国際連帯で闘おう。新聞を持ち、保育署名で1千万人とつながろう。11月改憲阻止1万人大行進を呼びかけ大結集させよう!」と確認し、大高揚で総会を終えました。(T)
写真〕婦民全国協の全国総会。今秋から18年決戦へ、運動・組織の飛躍をめざし活発な討論が行われた(8月26日 大阪)

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