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官邸前で福島の女子高校生が心からの叫び「私は国家の蛮行には屈しない!」

20131202a-1.jpg 特定秘密保護法案が衆議院を通過し参議院をめぐる攻防となり緊迫した情勢下の11月29日、首相官邸前・国会前はこれまでの行動を超える激しい怒りのるつぼ、闘いの場となった。北海道、青森、福島などから多くの人が詰めかけ、渾身の発言が続いた。
 官邸前で発言のトップに立ったのは毎回参加している青年だ。「全国の人の声を聞け安倍! ここに、こんなにたくさん『原発をやめろ!』という声があるんだ! それを無視して首相といえるのか! 安倍、今すぐ過ちを認め、すべての原発を廃炉にしろ!」と激しい声で叫んだ。別の青年は「安倍首相! あなたが首相に就任してからだけでも1年、こうやってずっとみんなここに集まっている。一度くらい顔を見せろ! 安倍、出て来い! 原発やめろ!」と怒りの声をとどろかせた。
 

20131202a-2.jpg 毎回参加している年輩の女性も「戦争を知らない安倍首相! いくら戦争を知らないからといって、あなたがやっていることは戦争以上に恐ろしい。核廃棄物で未来を永劫(えいごう)に汚染する、人類全体に対する大犯罪だということがなぜ分からないのか! 秘密保護法というとんでもないものが出て来たが、こんな法律は絶対に許しません! 私たちは命をかけても、原発をやめさせるために声を上げ続ける!」と固い決意をほとばしらせた。
 福島県いわき市から参加した女子高校生がマイクを握った。「私は“みどり色”に嫌悪感を抱きます。みどりの葉、みどりの木、『この色には放射性物質が付着している。危険だ!』、そういう意識が福島県から離れたところにあるどんなに美しい自然を見ても潜在的に働いてしまうのです。私の妹は保養で北海道に行った際、雨の中、傘も差さずにこう叫びました。『やった! 雨に当たれる。奇麗な雨だ!』と。20131202a-3.jpg夜中に地震が起きた際、福島第一原発に何か起きていないかと案じ、眠れなくなります。私はこんな思いはもう二度と誰にもして欲しくない。そんな気持や世論をよそに、今の政権は信じ難いことをたくさんやろうとしています。秘密保護法案の早期成立、原発の再稼働。秘密保護法が成立してしまったら、ここにいる命を削って活動していらっしゃる方々がまず弾圧されるでしょう。でも、私は何があっても、国家のこのような蛮行に屈したくありません。わたしは韓国で、ある方にこう言われました。『原発事故によって、あなたは大変な経験をしている。でもあなたには“核廃絶”を訴えて、実現させる可能性がある。だから自分のする活動に自信を持って』と。日本人には“核廃絶”を実現する可能性があると、私は信じています。国がいかに国民を監視し、規制をしても私たちの思想そのものを変えることはできません。私も皆さんのように強い意志を持って巨大な権力に立ち向かい続けたいと思います!」。「頑張れ!」の温かい声援と拍手がいつまでも続いた。(H) 

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