官邸前・国会前行動 「頑張っている姿に励まされました!」
米、仏からも連帯のアピール
首相官邸・国会前行動は日本全国の労働者民衆が期待を寄せているだけでなく、世界からも注目を集めている。官邸前や国会前では毎回、外国からの参加者が目に付く。3月1日の国会議事堂前では、アメリカとフランスから発言があった。アメリカ・アリゾナ州のナバホ族の青年は「われわれの地元のウラン鉱山で働いていた人たちがたくさんガンになりました。除染を求めているが国の支援はあまりありません。今、原発やウランの採掘を止めようと頑張っています。ここに来て、皆さんが福島原発事故を忘れないで頑張っている姿を見て励まされました。アリガトウ」。
フランスからは、子どもたち3人とともに来日した在仏日本人女性が発言に立った。「日本の皆さんが頑張っていることをフランスに伝えます。フランスでも長い間活動している人がいっぱいます。フランスでも原発をなくせるように頑張っていきたいと思っています」とアピールすると国会前は大きな拍手と歓声に包まれた。
官邸前では中年の男性が「安倍総理! あなたの所信表明演説はなんですか。安全な原発を稼働させる? 何が安全な原発だ。だれがそんな言葉を信じますか!」と激しい口調で安倍を弾劾。続けて「再処理してできるプルトニウムを何に使うつもりですか? あなたが望む国防軍に核武装させるつもりですか! ふざけたことを考えちゃ困ります。早く総理をやめて下さい。再稼働もやめて下さい。あなたが居座るつもりでも国民は必ず引きずり降ろします! 再稼働なんか認めません!」と、核武装をもくろむ極右超反動の安倍を、労働者民衆の力が打ち倒すと力強く表明した。
年輩の女性は「安倍首相は再稼働すると言ってるけど、絶対ダメです。このまえ福島に行ったでしょう。何を見てきたんですか。福島のボロボロの原発を見て、まだ再稼働しようって言うんですか? 避難した人たちの苦しみとか、やりきれなさが分からないんですか!」と声を振り絞って安倍を糾弾し、「今、規制委員会が安全基準をつくってますが、原発に安全なんてありません!」と訴えた。「そうだ!」の声があちこちから上がり、大きな拍手が沸き起こった。
官邸・国会前は、途中から雨が降り出し、ずぶ濡れの人も目についたが、誰一人立ち去る人はいなかった。午後8時の終了時まで、多くの人の「原発なくせ」の発言と、「再稼働反対!」「子どもを守れ!」「安倍はやめろ!」の熱いコールが続いた。
3・11反原発福島行動13がいよいよ1週間後に迫った。職場やキャンパスから仲間を誘い、大挙して駆けつけよう!(H)
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