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原発推進の経団連解体! 1300人が怒りをたたきつける

s20120926b-1.jpg 「原発推進の諸悪の根元は経団連だ。米倉が一番悪い。米倉が憎い! 経団連が憎い!」。都内から参加した女性は、そう言い切った。9月25日午後6時から、首都圏反原発連合が呼びかけた経団連会館前抗議行動が1300人の労働者民衆の参加で闘いぬかれた。「原発やめろ!」「子どもを守れ!」「大人も守れ!」。大手町のオフィス街の一角にある経団連会館前に激しいコールが響きわたった。毎週金曜日の首相官邸・国会前をさらに上回る怒りが経団連会館にたたき付けられた。
 多くの参加者が腹の底からの怒りをアピールした。「国民の8割以上が原発反対だ。原発や青森県六ヶ所村の核燃料サイクルを進める経団連を俺たちは許さない!」 

s20120926b-2.jpg 「福島原発事故から1年半がたった。この一回の事故で国民のほとんどは気付いたんだ。二度と原発事故を起こしてはならない、そのために原発を無くさなければならないと。経団連はいろいろ言っているが、これまでのもうけを無くしたくないんだ。経団連、恥を知れ!」。
 アピールの合間にはコールが繰り返し叫ばれた。「再稼働反対!」「経団連解体!」「電事連解体!」。若い女性が「こどもを被ばくさせるな!」のボードを高く掲げた。男性が拳を突き上げた。アピールがさらに続いた。「三井、三菱などの財界、そして経団連、何が再稼働だ。ふざけるな。福島県民の避難を考えるのが先だろう。ここに及んで原発ゼロを認めないなんて許せない! 経団連は責任を取れ!」「子どもたちを犠牲にしてそんなにお金が欲しいんですか!」
 行動の最中にも仕事を終えた労働者が次つぎと集まった。経団連会館前は巨大な怒りの渦となった。40代の男性労働者は「首相官邸前の行動にも何度も行っています。核のゴミの問題もあるし、原発は即時なくして欲しい。原子力規制委員会が発足して、今までのような抗議行動では通用しない。今日は今後の行動を占うようなものになると思い参加しました。財界は自分たちのもうけしか考えていない。経団連は無くしたほうが良い」と語った。江戸川区にある職場から駆けつけた女性は「官邸前にも4回行きました。野田首相の『2030年代までに原発ゼロ』はペテンだと思ったが、経団連とアs20120926b-3.jpgメリカの横やりで急展開して、それすらも投げ捨てた」と怒りをあらわにした。抗議行動とひとつになって福島県出身の女性が「ふくしま集団疎開裁判」のビラを通行人に配布。「命を犠牲にする原発は要らない!」と思いを語った。
 午後8時、抗議行動を終了。呼びかけ団体から、本日の参加者数が1300人と報告され、歓声が上がった。さらに「経団連を解体しよう。労働者市民は絶対に諦めない。原発をゼロにする」「11月11日、100万人で霞が関を占拠しよう。原発ゼロを実現するため力を合わせていきましょう」と提起があり、全員が拍手で応えた。
 野田政権の「2030年代までに原発ゼロ」のうそには誰もだまされない。野田は打倒だ。他方で、正面突破で原発を推進しようというのが米倉と経団連、電力資本や原発メーカーの資本家どもだ。「原発推進」を叫んでいる連合本部もこいつらの仲間だ。資本家連中や連合本部の足元から闘いを始めよう。本物の闘う労働組合をよみがえらせ、その力ですべての原発をなくそう。11・4労働者集会、11・11霞が関占拠に集まろう。(H) 

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