12・10 福岡・天神で街宣!13日、九電本社に申し入れ・弾劾行動!
NAZEN全国一斉行動に合わせてNAZEN福岡は、12月10日、天神コア前で街宣行動に決起しました。結成集会で司会をし全体を牽引した青年がマイクを握り、道行く人に元気よく訴えました。
この日は、通行する市民もポケットに手を突っ込んだまま足早に行ってしまうほどの一番の寒さ。彼女の切々と訴える語り口調と、一転して"原発原発いらんばい!!""ほかの電気でよかろうもん!!"のかけ声は、通行人の心に響き、ビラも署名もいままでのペースをはるかに超えるものになりました。
特に、自分から署名して来る人の方がずっと増えました。明治の粉ミルクからも放射性セシウム検出のニュースに、「原発事故は収束に向かっている」という政府発表のでたらめさに怒っている人、自主避難者に1回限りの涙金で賠償をすませようとする国と東電に怒っている人、昨日の玄海原発3号機の冷却水漏れに対し、「通常の範囲内」と言ってまたしても公表しなかったことを居直る九電に怒っている人など。みな自分の思いを口にしながら、署名をし、「寒いのにご苦労さん」と声をかけてくれました。その時だけは寒さもふっ飛び「もっともっとやるぞ。NAZEN福岡を大きくして、来年3・11にむけて2月には大集会をやろう」と決意を新たにしました。野田政権は再稼働に向けて激しく動いていますが、それを上回る全国の力で原発を絶対に止めましょう!
13日、1万5000人を結集して闘った「さよなら原発!福岡1万人集会」実行委員会の主催で対九電申し入れ・弾劾行動が約40名で行われ、NAZEN福岡も参加して共に闘いました。
申し入れでは、「危険な玄海原発1号炉を廃炉にしろ!」との追及にたいして、九電は「60年持つからいい」と開き直りました。さらに12月に玄海原発をはじめ九州の全原発が停止する代わりの火力発電所稼働計画について追求しました。九電は「苅田の火力発電所1カ所の運転再開を検討中」「大分や唐津にある休止・停止中の火力発電所を動かす計画については全く考えていない」と述べるのみでした。参加者たちは、一斉に「原発の再稼働ありきの考えではないか」と怒りの声をあげました。
これに対して九電は、「事業体として原発は重要だと認識しています」と居直る有様です。福島原発事故の重大さをまったく考えていないのです。「玄海原発3号機の冷却水漏れ」の追及に対しても、「通常起きる範囲の水漏れで、専用のタンクに全て流れ込んでおり、問題はない」と繰り返すばかりで本当に怒りに耐えません。13日の新聞でも、放射性物質を含む約1・8トンの水漏れは、1994年3月に運転を初めてから最大規模であったことが暴露されています。九電は、この重大情報を隠していたのです。まさに金のためなら人の命もかえりみない九電と電力資本の体質をまざまざと示すものです。参加者は、さらに怒りを倍加し、玄海原発をはじめすべての原発を今すぐなくすために奮闘することを決意しあいました。(投稿 W)
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