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福島現地の訴え受け、京大で「反原発×大学奪還集会」開く

s20111020c-1.jpg 10月17日、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の等々力隆広さんをお招きして、「反原発×大学奪還10・17京大集会」が行われました。
 等々力さんは現地の状況を通して、放射能への不安、政府・電力資本への憤りを語り、参加者は怒りを新たにしました。続いて、動労千葉の中村仁さんが「福島の怒りを人間として当たり前の怒りにしよう。国や資本の当たり前と、私たちの当たり前は違う。労働組合が闘わない中で、原発や非正規職が生み出された現実と動労千葉は闘い、外注化をとめてきた。怒りを一つに11・6へ」とアピール。 

s20111020c-2.jpg 全学連の大森靖之副委員長が基調報告。「全原発54基中、44基が停止。闘えば勝てる。危機にかられた野田政権の原発再稼動と復興特区攻撃を打ち破ろう。何より、原発推進の構造に大学が組み込まれている現実を覆そう。『反対するものは入れない』と開き直った10・1原子炉実験所講演に明らかなように、原子力村は学問と自治の否定で成り立っている。学生が真剣に問い、行動に立ち上がるなら打ち破れる。動労水戸は被曝労働の強制に反対してストに立ち、実際に阻止した。この闘いを拡大しよう。10・21福島から、11・6日比谷へ」
 質疑応答では、現地の状況に肉薄する質問が相次いだ。その中で等々力さんは「放射線量はほとんど減っていない。市街地だけ除染をやっても、山林などからさらに放射能は降りてきて意味がない。しかし政府は全面的除染をやるとは言わない。ならば避難を、という話だけれども、政府や東電は『まず除染させてください』というだけ。結局は避難させないということ」と「除染」の実態を暴き、「行政は、いったん避難をすると戻ってこないと危惧しているが、それは違う。私たちは福島に必ず戻ってくる。また、そうしたことが可能になるよう、個別にではなくコミュニティを維持できる体制が必要だと訴えています」と応えられました。「アジア並みの低賃金構造を」という政府・資本の復興と、人のつながり、団結の中でこそなされる復興はまったく違う。フクシマの怒りと一つに、野田政権の原発再稼動、復興特区攻撃を打ち破ろう。10・21福島から11・6日比谷へ!(京大) 

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