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労農連帯の新たな地平へ、千葉県三里塚集会が大成功

 市東さんの農地強奪を許すな! 3・6千葉県三里塚集会が3月6日、千葉市内のDC会館で行われ、150人が結集して大成功した。3月4日に逝去された中野洋動労千葉前委員長が最先頭でつくりだしてきた労農連帯の地平を引き継ぎ、国鉄・三里塚決戦の勝利へ闘う決意をうち固める集会としてかちとられた。とりわけ、千葉の青年労働者が集会全体を牽引し、労農連帯の新たな地平を生み出す決意にあふれる集会となった。
 冒頭、1983年10月の三里塚全国集会で、中野洋前委員長が初めて委員長として発言した映像が上映され、「三里塚闘争の勝利に労働者の未来がある!」と鮮明に発言する中野前委員長の闘いを、全員が継承して闘う決意をうち固めた。

 連帯のあいさつとして、市東さんの農地取り上げに反対する会、三里塚とともに闘う農民からの発言が行われた。
 圧倒的拍手で、三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長、市東孝雄さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが発言にたった。北原さんは「三里塚闘争は44年、動労千葉とともに闘ってきました。悲惨な戦争を再び繰り返していいのか。人間は生きている限り、闘わなければだめなんだ。どう生きたかが重要です。動労千葉の闘いがどれだけ全国の労働者に希望を与えたでしょう」と発言。市東さんは「三里塚に託した中野さんの思いをしっかりと受け止め、闘い続けます。三里塚も正真正銘の決戦に入りました。団結街道の廃止攻撃は、やられればやられるほど負けるもんかという気持ちが強くなりました。私はそこに住んで農地を耕すことが、自分がそこにいる意義だと思っています。それは、普天間基地全面撤去を求めて闘う沖縄の気持ちと、失業攻撃と闘う皆さんや全国の農民の気持ちだと思います。敵は一つです。額に汗して働く者に犠牲を押しつける国のやり方は絶対に許せません」と闘う決意を述べ、3・28三里塚全国集会の大結集を訴えた。
 動労千葉の田中康宏委員長は、「敵の側は国鉄1047名解雇撤回闘争と三里塚闘争に始末をつけないと前に進めない。階級情勢は沸騰している。1人の労働者の力を信じたのが中野顧問だった。支配階級は先の展望を語れない。動労千葉は第二次国鉄分割・民営化決戦に突入した。組織拡大を実現して、中野顧問の遺志に応えたい」と発言した。
 国鉄決戦を闘う決意として、動労千葉争議団の中村仁さん、国労OBの飯島幸雄さん、動労千葉を支援する会事務局長の山本弘行さんが発言にたった。中村さんは「1047名の当該として、闘いの矛を納めるのは許さない。解雇撤回まで闘う」と決意を語った。医療労働者のカンパアピールに続き、三里塚現闘、全学連の坂野陽平委員長代行、婦人民主クラブ全国協千葉支部、千葉・星野文昭さんを取り戻す会、百万人署名運動千葉県連絡会が闘いの決意を表明した。圧巻は、千葉の青年労働者の決意表明だ。1ヶ月の停職処分攻撃と闘う千葉労組交流センター事務局長の綿貫透さん、解雇撤回をかちとり偽装請負の職場で団結を組織して闘うちば合同労組の青年労働者、日共スターリン主義の労使一体支配と闘う医療労働者、そして動労千葉の青年労働者が闘う決意を表明した。動労千葉の青年労働者は「組織拡大を全力でがんばっていく」と述べ、圧倒的拍手がまきおこった。
 「団結街道の廃道化を絶対に許さない決議」をちば合同労組の青年労働者が読み上げて、全体の拍手で確認。3月5日に88歳となった北原鉱治さんに花束と檄布が渡されると会場は大いに盛り上がった。司会の青年労働者が3・20イラク反戦7周年闘争と3・28三里塚全国集会への大結集を訴え、団結ガンバローを三唱。集会は圧倒的高揚感と闘いの決意に満ちあふれるものとしてかちとられた。(H)

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