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京都・崇仁で住民交流会 ”体を張って店と家を守る”と決意

20180111b-1.JPG 全国水平同盟崇仁・東三条支部で新たな出会いと団結が生まれている!
 昨年の12月18日、京都弁護士会館で、西郡支部や高槻支部の参加も得て、京都・崇仁での懇談会に新しく参加された住民と交流会をもちました(写真)。崇仁・東三条支部のビラをずっと読んでいて、「自分も同じ目にあっている、同じ気持ちでいる」と参加したのです。
 崇仁の改良住宅でも京都市立芸大が移転してくることを口実に突如として住宅の建て替え問題が浮上しました。市は店舗付住宅からの立ち退きを迫ってきています。住宅の建て替えは、部落の共同体を解体し家賃を高額にして追い出す、新たな更地化攻撃です。

 参加した住民は、「元々住んでいた住居と店舗を京都市に安価で売って改良住宅を得たが、口約束だけで、住民をだまして、今になって京都市の勝手な都合で住居と店舗を奪おうとしていることに我慢がならない」と訴えています。
 店舗付住宅で商売をされているCさんは「自力で店舗を改修する苦労までして現在の店舗経営を成り立たせてきた。このことに誇りをもって生きてきた。市が新たに提示している場所は地域の端っこで、店としてやっていけない。京都市は生きていけない事を押し付けてきている。体を張ってでも自分の店と家を守る」と決意を述べました。
 Cさんの息子さんは、移転先が決まらない住民向けの「仮設住宅」に32年住んでいます。市は、新しい団地に移ってもらうと言ってきましたが口先だけで、今日に至っています。息子さんは、「こんなに長年放置しておいて、今になって追い出しをかけてくる。今更そんな勝手な仕打ちを黙って聞くわけにはいかない!」と怒り心頭で思いを語りました。
 崇仁では長年「お上の言うことには逆らえない」と諦めが支配してきていました。そういう中で、住宅追い出し反対のAさんを先頭に闘い立ち上がった崇仁・東三条支部の闘いが、崇仁保育所の移転・民営化阻止の闘いにつながり、今回の住民との出会いにつながりました。
 西郡支部からは、住宅追い出しとの長年の闘いから今は住民訴訟として新たなステージに入り意気軒高と闘いの先頭に立っている姿が報告されました。高槻支部からは、12月13日の植木団地裁判での超反動判決を受けて立ち、植木団地労働組合員一丸となった闘いが開始されたという力強いアピールがありました。
 西郡、高槻、崇仁、東三条でも全く同じ攻撃が起こっています。それは個々の出来事ではなく、この国のあり方が99%の労働者や住民のための国ではなく、1%の金持ちのための国になっていることに起因しています。バラバラに分断されている私たち99%の労働者や住民が一つに団結して闘いの旗を掲げて、私たちの力で闘い続けることで道は開けます。全国水平同盟に結集して、闘おう!
 Aさんの住宅追い出し絶対反対の闘いが、崇仁保育所の移転民営化阻止の闘いにつながりつつ、崇仁の更地化に反対する地域の住民との新たな団結を生み出しています。(京都・村治道子)

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