米子で春闘集会 伯備線事故弾劾、ダイ改阻止へ
1月20日、米子市文化センターで動労西日本米子支部が呼びかけた春闘討論集会が行われた。会場には「改憲・労働大改悪に総反撃を! 朝鮮侵略戦争阻止・安倍政権打倒!」「新幹線台車破断事故弾劾! 3月ダイ改粉砕・18春闘勝利!」 の横断幕が掲げられた。
集会に先立ち、米子駅前で街頭宣伝が行われ、労働者市民の注目を集めた。改憲反対、国鉄、沖縄、福島、三里塚などの多彩な署名に多くの人が協力した。特に今回は、若い家族連れや高校生のグループが次々と署名に応じたことが特徴だった。時代は確実に動き始めている。
集会は冒頭にビデオを上映した。10月衆院選と11月全国労働者集会・改憲阻止1万人大行進を頂点とする2017年の闘いを振り返り、2018年決戦への決意を固めた。
動労西日本米子支部の鷲見貢支部長が基調報告に立ち、まずJR伯備線事故12周年を徹底弾劾した。06年1月24日に発生した伯備線事故は、保線作業中の労働者が時速100㌔で走行してきた特急にはねられ、3人が即死し2人が重傷を負った大惨事だ。05年の尼崎大事故に続くJRの安全崩壊の極みだった。
鷲見さんは、今回の新幹線台車亀裂事故こそ、こうした国鉄分割・民営化以来の30年の全矛盾の上に、第3の分割・民営化に突き進むJRの根底的破産を示したもだと明らかにした。
そして、18年決戦の第一の柱は、JR体制打倒の国鉄決戦に勝利することであり、第二の柱は、戦後最大の階級決戦としての改憲阻止決戦に勝利するために拠点を建設してゼネストで安倍を倒すこと、第三の柱は、労働法制改悪阻止・3月大量雇い止め解雇粉砕・非正規職撤廃の春闘ストライキに立つことだと熱烈に訴えた。
討論では、地元の福祉職場で労働組合を組織して闘う仲間の報告を始め活発な議論が交わされた。集会参加者は、今こそ連合打倒のチャンスであり、直ちに階級的労働運動の実践に取り組もうと固く意思統一した。全国の仲間のみなさん! 18春闘勝利へ、ともに闘いましょう。
(動労西日本書記・松野博之)
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