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柿沼さん解雇1年で集会 闘いの全都への拡大を

20180405c-1.JPG 都庁レストラン解雇弾劾闘争1周年集会が4月3日、杉並区・阿佐谷地域区民センターで開かれ、120人が結集しました。都庁議事堂レストランの非正規職労働者だった柿沼庸子さんは1年前の4月3日、突然、解雇されました。小池百合子都知事による福島原発事故避難者への住宅補償打ち切りに反対の声を上げたことで首にされたのです。柿沼さんが「被曝と帰還の強制反対署名」を同僚に呼びかけ、3・31都庁包囲闘争、さらに常磐線延伸阻止の4・1浪江闘争に決起したことに対し、実質的使用者であった小池知事が行った政治的解雇でした。
 柿沼さんは東京西部ユニオン組合員として闘いを開始し、6月には都庁ふくしま署名解雇を許さない会が結成され、団交や都労委、都庁前での座り込みなどで小池と「はなまる」資本を追い詰めてきました。

 1周年集会で柿沼さんは、息子が生まれたことで一変した自身の生き方、「3・11」の後、さようなら原発集会に参加し、労働者の闘いやふくしま共同診療所と出会ったこと、そしてこの1年の闘いを振り返りました。「闘いを通して、一人ひとりの存在に力があり、一人ひとりの存在が世の中を動かしていると確信できた1年でした。日常で競争させられていても私たちの敵はひとつだ。都庁を埋めつくして、すべての人たちが自分たちの労働を奪い返して、人が人らしく生きられる世界を一緒につくっていきましょう」
 柿沼さんの闘いは都庁内外の労働者を獲得し、改憲・戦争阻止、非正規職撤廃、東京都丸ごと民営化阻止の闘争拠点へ発展しています。集会には都庁労働者の組合をはじめ多くのメッセージが届けられました。呼びかけ人から根津公子さん(「君が代」不起立被処分元教員)、森川文人さん(弁護士)、布施幸彦さん(ふくしま共同診療所院長)が熱い思いを語り、許さない会事務局長の佐藤賢一さん(江戸川区職)が基調で、都庁の非正規職労働者や都庁の労組、築地市場の労働者にも闘いを広げようと訴えました。東京西部ユニオンの山本敏昭副委員長は都の使用者責任は議会局の開示した資料からも明らかだと報告しました。
 動労総連合の仲間や共に闘うユニオンの発言で熱気はさらに高まり、東京交通労組の仲間が「解雇撤回、民営化阻止で共に小池と闘う」と語りました。無実の星野文昭さん奪還を闘う青年と全学連も連帯発言に立ちました。都庁からゼネストへ、闘いは新たなスタートを切りました。

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