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自治体労働者が総決起集会 サミット反対へ行動

サミット反対・戦争協力拒否!

サミット粉砕へ団結を固めた(4月30日 広島市)

広島市内で4月30日、全国労組交流センター自治体労働者部会と8・6ヒロシマ大行動実行委員会の共催で「G7サミット反対!自治体労働者は戦争協力を拒否しよう」と呼びかける自治体労働者総決起集会&デモをかちとった。全国から自治体労働者を中心に100人が参加した。

米軍基地の街・岩国市の労働者が司会を務めた。基調報告は広島県労組交流センター代表の福井利明さんが行った。福井さんは「G7サミットは核戦争会議だ! 『平和のための広島サミット』は真っ赤なうそ」「岸田やG7首脳らはウクライナに戦車を送り、劣化ウラン弾で被曝させながらヒロシマに何をしに来るのか」「県・市・経済界の『オール広島』による歓迎など幻想だ」「学校は休校。県・市の職員が数十人もサミット県民会議に出向させられ、業務に支障が出ている」「『軍都・廣島』の復活を許さない。自治体労働者は今度こそ反戦を貫き労働者が主人公の社会をつくっていこう」と訴えた。
特別報告を自治労広島市労働組合副執行委員長の住廣美智子さんが行った。核戦争会議が迫る中での労組一部執行部による転向策動を弾劾。「広島市で働く職員の労組が反核、非正規職の待遇改善のスローガンを下ろすことに腹の底から怒りがわく」「非正規職の当該として、いつクビを切られるかという環境の中で、労組が非正規職を切り捨てる、核戦争情勢下で現場の声を吸い上げない。こんなあり方はおかしい」「組合を辞めようかとも思ったが、それは相手の思うつぼ」「職場で署名を集め、労働者が一致団結できてうれしかった。実践するまで葛藤もあったが新しい人ともつながれた」と、労組再建に向けた思いを力強く報告した。

全国の仲間の発言が続いた。東京の自治体労働者は杉並区議選で洞口朋子区議がみごと再選を果たしたことを報告。愛媛県職労・中村圭司委員長は反戦も職場の課題も共に闘ってこそ本当の労働組合であると訴えた。自治労倉敷市職・百本敏昭副委員長はG7労働相会合への抗議行動と給食民営化反対の取り組みを報告。京都府職労舞鶴支部・長岡達也支部長は舞鶴の自衛隊基地・原発反対の闘いを報告し、旧来の支配体制が崩壊する中、広島でデモができることへの感動を語った。全学連は学生に対する弾圧を弾劾し、広島大からG7サミットを粉砕する決意を表明した。
8・6ヒロシマ大行動実行委員会は「G7が平和公園一帯を占領する。日本共産党にいたっては〝サミットは被爆の実相を伝える絶好の機会〟と翼賛している。総翼賛状況を打ち破る5・19サミット粉砕デモに立とう」と行動提起した。

別室では自民党国会議員や広島県知事・市長らと共に8・6広島「厳粛条例」以上のデモ禁止法の検討を公言する立憲民主党参議院議員が出席して、サミット推進のシンポジウムを開いていることが分かった。

デモは大きな共感で迎えられた(4月30日 広島市)

この戦争総翼賛化に怒りを燃え立たせ、デモに打って出た。本通り商店街では「G7サミット反対!戦争会談やめろ!」のコールに沿道の若者らが拍手し、外国人客のスマホが向けられる。一緒に拳が上がり、街の空気が一気に解き放たれた。デモ終了後、原爆ドーム前では、峠三吉の「一九五〇年の八月六日」という詩が紹介された。「広島の労働者は、非合法の中でもデモをした。次は5月19日、G7サミット粉砕の広島の思いを伝えましょう」と総括。G7実力粉砕へ、決戦の火ぶたが切られた。

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