洞口区議先頭に国会闘争―「入管法改悪許すな!」
改憲・戦争阻止!大行進東京の呼びかけで4月28日、金曜国会闘争が闘われた。2期目の当選を果たした杉並区議会議員の洞口朋子さんを先頭に、反動諸法案を進める岸田政権への怒りを国会に向けてたたきつけた。
この日午後、入管法改悪案が衆院法務委員会で自民・公明・維新などの賛成多数で可決された。これに抗議する人びとも、国会前に集まって怒りの声を上げている。
岸田政権の反動政治を打ち破る闘いの最先頭に立つ気概で、全学連の石田真弓さんがマイクを握り、基調報告を行った。最初にこの戦争情勢下で杉並区議選における洞口さんの当選をかちとった勝利を確認した。その上で、国会の現状を暴き強く弾劾した。衆院憲法審査会では改憲に向けての「論点整理」が推進され、入管法改悪、原発推進のGX脱炭素電源法案、武器・兵器・装備品を製造する企業を支援する防衛産業強化法案などの反動諸法案が目白押しだ。さらに、京都大学での学友2人に対する不当弾圧に強い怒りを表し、帝国主義首脳が核戦争を推進するために集結するG7広島サミットを実力で粉砕することを訴えた。
続いて大きな拍手に迎えられ、洞口区議が発言に立った。選挙への支援に感謝を表し、社会の根本的変革に向け人民が政治を自らの手に取り戻す闘いを杉並区から起こす決意を述べた。そして岸本聡子区長が、自衛隊への入隊・入校予定の杉並区民の若者に「激励の言葉」を送ったことを強く批判し、「戦争は自衛の名で始まる。私は絶対反戦を貫く」と決意を述べた。
大行進呼びかけ人の福島尚文さんは、入管法改悪案の法務委員会通過に強い危機感と憤りを表した。
さらに全学連、東京中部ユニオン、婦人民主クラブ全国協議会の仲間が次々と発言に立ち、岸田政権の原発推進、改憲・戦争政策、G7広島サミット、人民の生活破壊の攻撃への大反撃を訴えた。
最後に国会議事堂に向けてシュプレヒコールを行い、次回の金曜国会闘争を5月12日と確認した。(TN)
この記事へのコメントはありません。