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三里塚一斉行動、新滑走路予定地住民の怒りと合流

20180718a-1.jpg 7月15日、三里塚反対同盟と支援連は63回目となる空港周辺情宣一斉行動を行った。午前8時半、成田市天神峰の市東孝雄さん宅離れに20人が集まり、定例の朝の打ち合わせを行った。
 市東さんが冒頭、「樫(かし)の木まつりはみんな喜んでくれて、いい集まりだった。芝山町では空港機能強化策に対する住民の不安が、具体的な要望として出てきているところもある。酷暑の中、水分補給をしっかりして、今日一日をがんばろう」と一同を激励した。
 続いて、反対同盟ニュース第58号の紹介を現闘の同志が行った。正念場を迎えた市東さん農地取り上げ強制執行との闘いで千葉地裁との攻防が激化していることを確認し、空港建設推進派の石井新二への怒りを共有しようと呼びかけた。
 今回のニュース4面には、住民の怒りを利用して自分たちが金もうけしようする新二への芝山町住民の弾劾の声が載っている。また、別の芝山町住民は、「一度お金で騒音を認めたら、24時間化も時間の問題だ。朝から晩まで1分40秒にごとに飛行機が飛ぶことになる。そんな町に誰が住むと言うのか」との怒りの声を寄せている。
 決戦本部長の太郎良陽一さんが「周辺住民とさらに突っ込んだ討論をしよう」と奮起を促し、一同は担当地域へと飛び出した。

 当日は炎天下・猛暑の中ではあったが、各所で重要な交流がかちとられた。
 婦人行動隊の宮本麻子さんは成田市川上地区を回り、中学校時代に市東さんと同級生だったお宅で交流を深めた。また、日本航空(JAL)がアグリビジネス業「和郷」と共同出資会社「JALアグリポート」を設立して、川上地区において農業事業への参入を画策している実態についても情報を得た。
 太郎良さんは住民との対話で、お金を要求することで空港機能強化策を認めさせようとする石井新二は信用されていないことを改めて実感した。
 第3滑走路予定敷地内の住民からは、市東さんへの同じ農家としての共感の声が寄せられた。さらに、移転補償について具体的な話もなしに同意書(「整備事業用地として買い取りの申し出があった場合は用地交渉により合意し、適正な価格で提供することを同意する」というもの)にハンコは付けないという声や、「今の土地と家の査定額では到底移転できない」という声が複数寄せられた。
 午後5時、再び離れに集まり一日の集約を行った。空港機能強化=第3滑走路建設に対する住民の怒りは、日々高まっている。次回一斉行動日は8月19日と確認し、一日の行動を締めくくった。(N)

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