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三里塚一斉行動、騒音問題新リーフを地域に配布

20171026i-1.jpg 10月22日、反対同盟と支援は54回目の空港周辺地域一斉行動を闘った。折から超大型台風21号が襲来する中、反対同盟は断固として戸別訪問をやりぬく方針を確認し、周辺行動に打って出た。
 朝8時30分、いつもどおり成田市天神峰の市東孝雄さん宅に25人が集まって、打ち合わせが行われた。反対同盟からは「台風の中、厳しい条件だが、芝山町などでNAAによる説明会の開催が近づく中、新たに作成した騒音問題リーフレットをポスティングすることで、空港機能強化案に反対することを訴えていこう」と提起がなされた。
 支援メンバーからは、横芝光町で、説明会の日程が発表されたことが報告された。10月29日、谷台(やつだい)部落、30日中台部落、8日木戸台部落、小堤(おんづみ)部落など、「空港機能強化断固反対」の看板が立っている部落でも、説明会攻防に入っていることが強調され、「NAAは、年内ないし年度内の4者協議会開催で、最終合意を狙っている。白熱した攻防に入っている。この過程を断固闘い抜こう」との発言がなされた。「反対同盟ニュース」は第49号。4面の「地域住民の声」の欄には、初めて第3滑走路敷地内の男性の声が載っている。

20171026i-2.jpg 午前9時30分、「ニュース」とリーフレットを抱え、反対同盟、支援が担当地域へと向かった。 台風での大雨の中でも車をこまめに使うことでそれほど濡れずに効率よくポスティングができる。A滑走路とB滑走路のいわゆる谷間地域にあたる大台地区を回った支援は、雲が垂れ込めた雨の天気の中で着陸する大型飛行機の騒音の大きさに改めて驚き、その家の老婦人と怒りを共有した。「こういう天気の時はいつもこんなにうるさいんだよ。何とかしてほしいよ。この上50万回化なんかとんでもない」と語っていた。
 芝山小池地区を回った支援メンバーは、芝山町と横芝光町で始まった住民の新たな運動について男性と討論になった。「二つの『生活を守る会』の主張に注目しているけど、『白紙撤回』を要求する熱意がまだ弱い気がする。自分もできる限り協力したい」と語った。
 反対同盟の太郎良陽一さんは、元反対同盟員で闘争を裏切った石井新二が、利権目当てに闘争破壊の策動を開始していることについて、担当地区の中心メンバーを訪問し注意を喚起した。
 伊藤信晴さんは、芝山町、横芝光町を回って、近々開かれる説明会を逆手にとって「白紙撤回をかちとることは可能です」と熱く訴えるとともに、10月中旬に訪問した厚木基地反対の爆音訴訟事務局での話と資料を、示して、「成田の騒音が現在のレベルでもどれほどひどいか、厚木と比べるとよく分かる。もう違法としか言えない。その状態をさらにひどくする空港機能強化案など絶対に認められない」と訴えて共感を得た。
 23日の朝の決戦本部会議で集約が行われ、この勢いを止めず、24日から5日間開かれる芝山町での拡大説明会で、宣伝カーでの訴え、チラシ配布の宣伝行動に取り組むことを確認した。次回一斉行動を11月19日に決めた。(N)

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