国鉄10万筆署名、2万4953筆を最高裁に提出
6・8全国集会の大成功の熱気を引きついで、6月12日、国鉄10万筆署名の第3次提出と、解雇撤回・JR復帰の判決を出すように求める要請行動を行った。今回提出する署名数は2万4953筆で、1回の提出行動としては過去最高だ。そして、これで署名の総数は5万6408筆だ。
連日雨が続く東京だが、提出行動の間は霧雨となった。
12時30分に最高裁前に組合員と支援の仲間が集合し、動労千葉の動輪旗がひるがえった。川崎昌浩執行委員のリードでシュプレヒコールをあげたあと「これまで東京高裁に提出した 4万4532筆をすでに超えました。支援の声に応えて、解雇を撤回し、JRに復帰する。そのために全力で闘いぬきたいと思っています」「私たちの1047名解雇撤回の闘いは、単に1047名だけの闘いではなく、いま進められている新自由主義による非正規職の問題、外注化の問題を串刺しにする闘いです。そういう意味で、すべての労働者の課題として闘い抜いているということを明らかにしたいと思います」とこの日の行動の趣旨を確認した。
続いて田中康宏委員長は、全国で続けられている署名活動に感謝を延べ、「この場には、この署名にある5万6千人が駆けつけている」と勝利感を語った。
解雇当該の、中村俊六郎さんもかけつけて「解雇が不当労働行為と言わせるところまできた。あとは、解雇撤回と言わせるだけだ」をアピールした。
動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長は、「6・8集会で全国運動の新段階を切り開いた。いままた、署名がうなりを上げて加速的に集められている。10万に向けて集めきろう」と決意を語った。
田中委員長、中村俊六郎さん、葉山岳夫弁護団長の3人が代表して、署名提出と、要請行動に最高裁に入った。その間、現場から駆けつけた貨物の千葉機関区支部、幕張車両センター、佐倉支部の組合員から次々に激励と、闘う決意が述べられた。
要請行動を終えて、葉山弁護団長は「準備書面を提出すれば、最高裁としてはいつでも判決を出せることになる。署名運動の力がほんとうに発揮されるのはここから。署名と現場の闘いの力で、最高裁に圧力をかけよう」と檄を発した。
最後にあらためて最高裁に向けてシュプレヒコールをたたきつけ、この日の行動を締めくくった。
次の署名の集約は6月末と7月末だ。10万筆を達成し、解雇撤回をかちとろう。
(写真は①最高裁に向けてマイクで訴える田中委員長、②提出する署名を持つ代表団、③参加者で最後のシュプレヒコール)
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