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青年が牽引し、広島で労働者総決起集会

s20121019a-1.jpg 10月13日、広島連帯ユニオン主催で広島労働者総決起集会が開催され、地域の闘う労働組合員を中心に60人が参加し、大成功をおさめた。広島の闘う仲間は、10・1外注化阻止決戦の切り開いた地平をすべての職場・地域に広げ、11・4総決起のうねりをつくり出す闘いを開始し、集会に結集した。司会、基調報告、カンパアピールを連帯ユニオン青年部が行い、青年労働者が牽引する集会として画期的成功をかちとった。
 広島連帯ユニオンの鈴木範雄委員長が開会あいさつに立ち、「東京西部ユニオン鈴コン分会の闘いに学んで、執行部を先頭に地域の労働組合を回り、地域共闘・連帯の闘いをつくり出すための闘いに取り組んできた。さらにこの闘いを進めよう」と発言した。 

s20121019a-2.jpg 鈴コン分会の闘いと10・7三里塚での動労千葉・田中委員長の発言の動画が上映され、11月総決起への熱気が高まる中、広島連帯ユニオン青年部長の宮原亮さんが基調提起を行った。
 広島県の外郭団体で1年雇用の非正規職員として働いている宮原さんは、自らの職場でユニオンの支部をつくり、非正規職撤廃・雇い止め解雇阻止の闘いに立ちあがっていることを報告。一緒に参加している職場の仲間を紹介し、会場から拍手がわき起こった。「非正規も雇い止めもしょうがない、団結なんてできないと思わされている現実を、自分の職場で『そうじゃないんだ』ということを示したい。そのためには、私たちは今こそ労働組合として職場に登場し、労働組合に結集して団結すれば絶対に労働者は生きていける、ここにこそ希望があるということを具体的な闘いを通じて明らかにしていこう」と訴えた。そして動労千葉の外注化阻止決戦と一つの闘いとして、非正規職撤廃の地域共闘をつくりだし、11・4に総結集しようと呼びかけた。
 特別報告として、動労千葉とともに外注化阻止決戦を闘い抜く動労西日本の山田和広副委員長が、自らの解雇撤回の闘いと組織拡大の勝利を報告し、外注化阻止、非正規職撤廃・契約社員制度廃止へ闘い抜く決意を述べた。国鉄闘争全国運動呼びかけ人の李東碩さんが「非正規職撤廃は全世界の労働者の課題。大学でもそれは例外ではない。団結してともに闘う」と連帯のあいさつを行った。
 鈴コン闘争支援のカンパアピールに続き、連帯ユニオン組合員を先頭に広島の労働者が続々と決意を表明した。草津病院支部は獄中の中山崇志委員長のメッセージを読み上げ、新自由主義経営で安全崩壊が激しく進行し、火災事故まで発生した草津病院職場から闘いを組織し、組合を拡大していく決意を述べた。広島連帯ユニオン結成以来23年間、団結の核をなしてきた全造船三菱広機分会の古参組合員が、非正規化が進んできた工場で団結を甦らせ、組織をつくってきた教訓を語り、青年の結集に未来があると訴えた。反戦反核、反原発の運動を通して労働組合の決定的な意義をつかみ、ユニオンに加入した新組合員の決意に熱烈な歓迎の拍手が送られた。広島市の自治体で闘う労働者は動労千葉物販で職場交流会を組織していることを報告し、高陽第一診療所労組の森末一義委員長が組合大会の画期的成功を伝え、福島の怒りとともに新自由主義と闘う決意を述べた。最後に広島連帯ユニオン書記長の壹貫田康博広大生協労組委員長が11・4への総決起を訴えて団結がんばろうを行い、集会は大高揚のうちに終了した。
 10・13広島労働者総決起集会は、10・1外注化阻止決戦と一体で進んできた広島の階級的労働運動の実践的前進を示した。自らの職場・地域から闘いを起こし、組織を拡大して絶対に1万の大結集を実現する! 広島の仲間はこの確信に燃え、全員が組織者となって、さらなる職場での闘いに突入した。(広島・O) 

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