各地で改憲阻止!大行進がスタート 関西 港合同、動労西日本を軸に 20団体が参加し結成集会
8月19日、改憲・戦争阻止!大行進・関西の結成大会が大阪市内で開催され、大行進運動が関西でもスタートしました。会場には、全国金属機械労働組合港合同と動労西日本を先頭に、日教組奈良市や高槻医療福祉労働組合など、関西一円から20団体が集まり大盛況となりました。
「3・25大行進inHIBIYA」を受けて、関西では国鉄全国運動・関西が中心となって、大行進運動の結成に向けて準備をしてきました。この会議の中で、改憲・戦争阻止!大行進は、国鉄闘争が守りぬいてきた階級的労働運動を土台に、全国にあふれる改憲・戦争への怒りを束ねていく運動であることをはっきりさせ、闘う仲間に8・19結成大会への参加を呼びかけました。
結成大会では、まず冒頭に代表代行として木下浩平・港合同執行委員からあいさつがなされました。木下代表代行は「改憲・戦争は労働組合をめぐる問題だ。UAゼンセン大会が改憲推進の大会になろうとしているなど、秋に向けて労働運動が大きく揺れ動いていく。今こそ闘う労働組合が先頭に立って、改憲・戦争阻止の運動を立ち上げよう!」と力強くアピールしました。
次に、動労西日本の橘日出夫・近畿支部副支部長より、運動のイメージと方針について提起がなされました。橘さんは「大行進運動は拠点を軸に地域全体を獲得していく闘い。労働組合や運動団体など、今ある運動の担い手が軸となって、各地域に実行委員会を立ち上げ、地域獲得にうって出よう」と鮮明に提起しました。
討論では、会場から次々と手が挙がり、計16本もの発言がなされ大盛況でした。8月10日に「はだしのゲン」上映会を企画し、70人近くの参加をかちとった泉佐野からは、中川育子さんが発言し「5月の泉佐野市議会選から、7・8関空闘争、8・10上映会と一体で闘いぬくことができた。改憲・戦争阻止を据えた取り組みで、確実に地域の運動が前進している」と語られました。また、結成大会前日の8月18日に、「つながって戦争も改憲もとめよう!八尾北夏祭り」を開催し、300人を超える参加者を集めた八尾北からは、「若い親子連れなど、新しい人が多数参加してくれている。夏祭りに向けて4回も実行委員会を重ねてきた。ここで戦争情勢について真正面から議論したことが決定的に重要だった」と発言されました。さらに、全関西の各地や全学連などから、次々と改憲・戦争阻止!大行進運動の具体的なイメージが出され、運動の展望を強く感じるものとなりました。結成大会は最後に木下代表代行のまとめと団結ガンバローで締めくくられました。
大会を経て立ち上がった大行進・関西は、拠点を軸に地域丸ごとの決起をつくり出す挑戦にうって出ます。それは、地域ソビエト建設をも展望する取り組みといえます。
安倍が8月12日に臨時国会での改憲発議を明言したように、この秋は戦争か革命かを決する大決戦です。全国に大行進運動を立ち上げ、安倍の改憲・戦争攻撃を革命に転化しましょう!
(大行進・関西事務局 富山小太郎 )
〔写真〕大行進・関西の結成大会を開き、地域丸ごとの決起をつくりだす挑戦にうって出ることを決意(8月19日 大阪市)
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