動労千葉訪韓団が争議激励 旭支会籠城場を訪問 支援共闘 工場正門前で交流 日韓共同闘争で勝利誓う
ソウルで11・10民主労総労働者大会に参加した動労千葉訪韓団は11月11、12日、ファインテック高空籠城(ろうじょう)闘争、公務員労組、全教組、旭非正規職支会の闘争現場を訪問した。
11日、動労千葉訪韓団として参加した旭非正規職支会支援共闘会議の清水彰二事務局長、港合同昌一金属支部の木下浩平委員長を始めとする10人が、亀尾(クミ)市にある旭支会の籠城場を訪問した。AGCファインテクノ韓国の正門前にあり、巨大スピーカーが設置され、昼休みには工場内の労働者に届けとばかりに巨大音量で労働歌が流れる。
鉄骨で組まれた屋根は金属板、床はオンドルで暖かく、電気はLED。初めて籠城場を作った時、AGCの意を汲んだクミ市が700人でテントを強制撤去! これに猛然と抗議し、市に420万ウォンの損害賠償金を払わせ、二度と壊されないように強固に建設した自慢の籠城場なのだ。
この日はチャホノ支会長の46歳の誕生日。籠城場前の路上で車座になっての交流会は、誕生日祝いから始まった。東京西部ユニオンの青年労働者は、日本の11月労働者集会で「旭硝子の仲間たちの闘いを集会参加者に紹介したいと思って、全国の青年労働者で『野の花』を題材にした劇をやりました。旭支会のように労働組合をつくって人間らしく生きることが日本の青年労働者に一番必要なことだと思ったからです」と報告。旭支会と連帯し、共同闘争を闘うことが、旭闘争の勝利はもちろん、日本で階級的に闘う労働組合をよみがえらすことであると確信していると訴えた。
旭支会の組合員は口々に直面している問題として家族の理解を得ること、金がないことを語ったが、だからこそ「諦めない、負けないという心で勝つまで闘う」と断言した。
〔写真〕上:籠城場前で民主労総金属労組旭非正規職支会の組合員と共に「AGC島村社長は犯罪人」の横断幕を広げる動労千葉訪韓団(11月11日 亀尾市)
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