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12・23東京入管包囲デモ 被収容者から歓声

20181229a-2.JPG 12月23日午後、「入管法改悪弾劾! 難民・仮放免者を収容するな! 被収容者を解放せよ!」をスローガンに東京入管包囲デモが闘いぬかれた。全国労組交流センター、合同・一般労組全国協議会、外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会の呼びかけに品川駅近くの東八ツ山公園に100人が集まった。
 小雨降る中、デモに先立ち合同・一般労組全国協の小泉義秀事務局長が闘いの意義を訴えた。安倍政権による12月8日未明の改悪入管法強行成立を弾劾し、新たな在留資格として来年4月スタートをもくろむ「特定技能1号・2号」が、現代の奴隷制、現代の徴用工そのものであり、安倍政権の働き方改革の切っ先であること、だからこそ「改悪入管法との闘いは労働運動の課題だ。東京入管には技能実習生も収容されている。ともに闘う日本の労働者として入管包囲デモに打って出よう!」と呼びかけた。

20181220a-1.JPG 「改悪入管法粉砕!改憲・戦争とめよう!/「現代の徴用工」=外国人技能実習制度廃止せよ!/外国人の収容をやめろ!今すぐ自由に!」の横断幕を先頭にデモに出発。小雨も止み、デモ隊は意気揚々と東京入管に向かった。
 港南大橋に差し掛かると、行く手に東京入管のビルが見えてきた。「改悪入管法粉砕!」「外国人を収容するな! 今すぐ自由にしろ!」「改憲・戦争を許さないぞ!」――マイクの声が遮るものもなく東京入管に届く。入管の手前の交差点を右折、途端に上から被収容者たちの歓声、指笛がデモ隊に降り注がれた。デモ参加者は驚き、感動し、手を振って応える。
 マイクで「皆さんの声が聞こえます! 私たちは日本の労働者、労働組合です。入管法改革を許さず、皆さんと共に闘います! 粘り強く生き抜き、労働者の団結で世界を変えましょう!」「皆さんは一人ではありません。死んではなりません。死すべきは安倍政権です。共に闘いましょう!」と渾身の呼びかけを行った。激励のシュプレヒコールを繰り返し、東京入管を一周した。
 近くの公園でデモを終え、動労千葉・田中康宏委員長がマイクを握り、闘いの意義を訴えた。
 「11月集会の成功を踏まえて、入管戦線版の大行進運動を始めたいと、急きょ集会・デモを呼びかけました。地響きのような歓声を聞いて、あらためて真剣に闘わなければならないと決意した。大行進運動に力を与えるのは、われわれ自身がどこまで真剣になって闘い、この社会の腐敗に怒る仲間を集められるかだ。
 それともう一点、現在の技能実習制度も、新たな外国人労働力の導入政策も、文字通りの『現代の奴隷制度』だ。今、この国の政府は、どこの国にもないような卑劣な奴隷制度を導入しようとしている。人間として扱わない。120万人の外国人労働者が日本で働いているのに、この国の政府は『日本に移民はゼロ人だ』と言っている。つまり、人間としても、存在としても認めない。これが今、安倍政権がやっていることだ。だから僕らは、本当の意味で奴隷制度粉砕闘争に立ち上がんなくちゃいけない。これが労働運動と階級闘争の大きな課題になる。
 かつてアメリカの南北戦争は『奴隷解放のため』と言われたが、資本主義の発展に資するものだった。僕らは今、労働者階級の南北戦争に立ち上がる決意を固めよう。
 これが私たちの改憲・戦争阻止と一つになった入管法粉砕闘争だ。これが日本の労働者自身の階級闘争の思想をよみがえらせる。フランスの決起を見ると労働者階級の闘いは荒々しい。国際連帯でこの社会を解き放つんだ。改憲・戦争阻止!大行進は、階級闘争の思想をよみがえらせる闘いであり、僕らのもとに広範な大衆が結集する闘いだ」
 最後に「2019年世界の労働者と団結し、戦争・改憲の安倍政権を倒そう!」と団結ガンバロー!
写真品川入管の被収容者に向かって力いっぱい呼びかけを行うデモ隊
    入管の被収容者からの大歓声や指笛に応えて手を振るデモ隊

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