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星野さん、医療センターに移監 「直ちに解放しろ」の大運動を

4月18日、星野文昭さんが東京都昭島市にある「東日本成人矯正医療センター」に移監になった。前夜徳島刑務所当局から「エコー検査に異常があったので移監する」と告げられ、翌朝護送車に乗せられ、3台の車を連ねて移動し、夕方医療センターに着いた。すぐにエコー検査が行われた結果、医師は「肝臓の前の方に怪しげな影があり、腎臓も疑わしい」と星野さんに言った。19日にはCTとMRIの画像診断が行われた。
星野さんは昨年夏の猛暑で倒れ健康を害して以降、体重が7〜8㌔も減少し、食欲不振が続き、疲れやすくなって運動も十分にできない状態だった。徳島刑務所は胃カメラ検査の結果は「異常なし」と告げながら、今年3月4日に行ったエコー検査の結果は、星野さんに伝えていなかった。
星野暁子さんと徳島・香川の救援会、さらに弁護団は徳島刑務所に対して、「医療データを開示せよ」「やわらかいご飯を出せ」「症状にあわせておかゆにせよ」と要求し続けた。しかし徳島刑務所は全く応じようとしなかった。四国地方更生保護委員会に対しても、星野さんの健康状態を十分に調査し、仮釈放審理の中心にすえろと強く要求してきた。
徳島刑務所は3月のエコー検査で異常を認識しながら放置し、押し隠してきたのだ。星野さんの命をなんと思っているのか。命も人権もふみにじる法務省・徳島刑務所・更生保護委員会を断じて許さない。
星野さんは「今までろくな検査もしなかったし、命にかかわるかもしれないという不安がある中で放置されてきた。その状態を皆の力で打ち破り、やっと検査と治療を受けられる道が確保できたと思っています。当面、検査・治療に専念します」と語っている。
星野さんの命と健康を守るために全力で闘おう。「星野さんの命を救え。直ちに解放しろ」の大運動に打って出よう。
東日本成人矯正医療センター 旧八王子医療刑務所を廃止し、東京都昭島市に2018年1月に新たに開設された官民一体の医療専門拘禁施設(刑務所)。全国の治療が必要な受刑者を580人収容できる。内科、外科、皮膚科など11科目。手術、CTスキャン、MRI検査もできる。

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