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「私が学生運動を始めた理由」 髙原委員長が東北大で語る

東北大学学生自治会が髙原委員長を招いて講演会(7月11日 仙台市)

東北大学学生自治会が主催し、7月11日に東北大学で全学連委員長の髙原恭平さん(東京大学農学部)をお招きして講演会を行いました。参加者は12人。そのうち2人の学生は飛び入り参加でした。
髙原さんは自身が学生運動を始めた理由として、まず東大の教養学部学生自治会の活動の経験を振り返りました。
「東大はキャンパスを再編し民間収益型施設をつくり、金もうけしようとしていた。再編に伴い、サークル棟も潰されそうになったので、これに反対するために自治会の中に特別な部局をつくった」「副自治会長として学生の権利を守るために大学と交渉を行い、それなりにうまくいった。頑張れば勝てるんだなと思った。しかし、自分たちがうまくいったからといって、次の世代がうまくいくとは限らない」「大学職員は玄人。それに対して学生は素人。一部のエリートによる運動には限界がある。全体を巻き込んで大衆運動にしていくことが重要だと思った」「東大も東北大も、国立大は国の方針に従うしかない。だから文科省との闘いになる。全国規模での学生自治会の連帯も必要だと思った。だから、そのような活動の経験と実態がある全学連に入ろうと思った」
 次に学生運動の展望についても語ってくれました。
「1980年代以降の新自由主義政策で、学生運動・労働運動は徹底的に破壊されてきた。しかし、それが逆にコンビニ労働者のように『闘わないと生きていけない』状況をつくり出している」「『仲間のために』『社会のために』闘う人もいれば、『自分のために』闘う人がいてもいい」「色々な大学で自治会がネガキャンされていても、こちらの政治的立場をしっかり明らかにして虚心坦懐にのぞめば、多くの人が議論に応じてくれる」
質疑応答では、多数決制度の賛否、ブラック研究室の問題、学生の政治参加の希薄化、選挙についてなど、さまざまな問題意識が出されました。
参院選が連日報道される中、学生の政治的関心はこれまで以上に高まっています。政治ビラや企画などで議論を巻き起こし、多くの学生とつながりをつくっていきましょう!(東北大学学生自治会・S)

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