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各地で星野集会・絵画展

北海道札幌市 兄・治男さんを先頭に「救う会」が総会

北海道「救う会」の19年度総会。兄・治男さん、弟・修三さんが参加して新たな運動を誓った(8月17日 札幌市)

8月17日、北海道星野文昭さんを救う会は札幌市内で19年度総会を開き、文昭さんの兄・治男さん、弟・修三さんをはじめ21人が参加して、結成以来の盛会となりました。文昭さんの逝去にもかかわらず、運動が拡大することに事務局一同は確信を深めています。
「文昭さんの遺志を受け継いで新たな運動をやっていこう」との開会あいさつに続き、伊藤英治事務局長が経過と会計を報告し、運動方針を提案しました。
兄・治男さんが、「再出発の総会。刑務所の健康管理の誤りは明白。責任追及して国賠訴訟をやる」「文昭の寝顔を見たら、穏やかな顔。人生に満足したような感じだった。再審が却下されて無念だが、暁子さんの手を握れた。命じられた最後の仕事はカバンで、デザインから仕上げまで、もう長くないという予感の中で成し遂げた」「暁子さんは気丈で、再審に取り組む決意で安心した。3人で再審申立するから支援をよろしく」と発言しました。
 討論では参加者の大半が発言。文昭さんを生きて奪還するという柱を失ったが国賠・再審・大坂裁判を軸に運動を拡大していくことを確認しました。治男さんが「文昭が亡くなり、大坂さん署名となると文昭のことが薄まる不安がある」と懸念を表明しましたが、「大坂さんは自分の裁判で文昭さんの無実を明らかにしたいと意欲的」「文昭さんと大坂さんの無罪はワンセットだから心配ない」との意見が出ました。
また、「星野さんのことは、まだまだ知られていない」「若い人に伝えたい」ということで、札幌でも地域に分け入って追悼会・絵画展を開催すること、室蘭・旭川に続き他の市でも開催していくことを決めました。(事務局・鈴木潤)
香川県観音寺市 教職員の仲間が星野精神に触れる

8月23〜25日の3日間、香川県観音寺市民会館で絵画展を行いました。観音寺市は元全学連委員長の秋山勝行さんの出身地であり、小説家の高橋和巳さんが第2次大戦中に疎開した時に通った高校には、その後、秋山さんや私たちも通うことになりました。観音寺市も今は地方破壊・過疎化がどんどんひどくなり、新自由主義と安倍政権への怒りが日に日に増している中で、絵画展は行われました。
観音寺市は、日教組香川
三観地区教職員組合の地元です。100人声明を実現したその力で、さらに多くの教職員に星野さんの存在と生き方を知ってもらう、これを実現しようとしたのが、今回の絵画展でした。そして、教職員が数多く来場し(私の職場からも5人)、退職者も入れれば30人を超える仲間が星野さんの絵画と生き方に触れ合いました。本当にたくさんの仲間が来てくれました。また、秋山さんの高校の同級生や私たち自身の家族や親戚、近所の方、地域の知り合いもたくさん来てくれました。教育労働者は本当に地域とのつながりが深いことも、絵画展を通して改めて実感したところです。
星野精神をさらに継承し労働運動の力で改憲・戦争を阻止するために、一人ひとりが「星野となって、暁子となって」頑張ります。再審と国賠をともに闘い、その力で何としても改憲・戦争を阻止しましょう!(香川・片山元久)●広島県●広島県福山市 解放同盟県連大会会場横のロビーで
 7月28日、広島県福山市の福山市人権交流センターで星野絵画展が開催されました。部落解放同盟広島県連合会の大会中に絵画展を開催して下さった部落解放同盟広島県連のみなさんに本当に感謝します。
大会会場横のロビーの展示場には、多くの代議員の人たちが参加し、新しい再審請求の署名に応じてもらいました。また、星野さんの絵の缶バッジを選んだり、石川一雄さんと星野暁子さんの高裁前の写真を指差して会話したりと、大盛況でした。
元衆院議員で部落解放同盟広島県連顧問の小森龍邦さんは、昼休みに自らマイクを取って絵画展を案内して下さるなど、ご尽力いただきました。今年の8・6ヒロシマで築かれた星野闘争の豊かな日韓連帯を力に星野詩画展を広げていきたいです。 (伊豆ハルミ)
茨城県土浦市 悲しみをのりこえ「希望の絵画展」

8月23日から3日間、JR土浦駅前の市民ギャラリーで「星野文昭・天国からの絵画展」を開催しました。18年4月以降、この会場で5回目の開催です。
今回は広く友情出展を募り、10人のアーティストの作品を展示しました。なかでも日本全国、世界5大陸で絵画展を開催した今井義明先生の作品は圧巻で、氏の友人・知人が多く来場しました。
毎回、会場係は青年が担当し、熟年組はギャラリー上階の図書館の入口でチラシまきです。当日ビラを握りしめ来場する人が大多数です。今回3回目のTさんをはじめリピーターの方々からは、星野さん獄死への深い悲しみと憤りが表明されました。また4月の絵画展で『愛と革命』を読み、星野新聞の定期購読者になり、7・26全国総会に参加した女性の公務員労働者が2日間、会場係を引き受けて下さいました。
文昭さんが常に呼びかけてきた「全ての人間が人間らしく生きられる社会」を実現する新たな希望の星野運動へ、その第一歩を踏み出すことができました。
(茨城の会・日下部伸)
千葉県成田市 絵画展と討論会で新たな出発点築く
 星野絵画展を8月9〜11日、実行委員会の主催で行った。会場の成田市公津の杜コミュニティセンター・ギャラリ―に3日間で208人が訪れた。「週刊金曜日」や各マスコミ紙にも案内が掲載された。
2日目には全国再審連絡会議事務局の大形敏也さんを迎えて、星野闘争の経過や今後の闘いに向けた報告と討論を約2時間行った。そして国家犯罪に対する怒りをバネに第3次再審と国賠闘争を大坂裁判と一体で闘うことを確認した。
参加者の中には、5・3憲法集会で署名した女性もおられた。「無実なのに獄死したことは本当に残念」と悔しい思いをアンケートに書き、新署名にも積極的に協力された。絵画展での署名は63筆でした。
アンケートには「あたたかい人間愛にあふれています」等々の感想がよせられた。「獄中での医療体制がひどすぎる」と怒りを表明された人もいた。「星野さんの運動に関心がある」と答えた人も33人いました。絵画展の成功を千葉の闘いの拡大の出発点にしたい。(絵画展成田実行委員会)

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