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香港で15万人が実力デモ 1・19 労働組合の結成さらに進む

青年を先頭に公園からあふれるほどの人が結集し、警察の弾圧と闘った(1月19日 香港)

1月19日午後3時、香港のチャーターガーデンで「天下制裁し、意気を高める」集会が開催され、15万人が集まった。この集会の趣旨は、民主制への政治制度改革の即時実施を求め、さもなくば中国政府に対する世界の制裁を求めるというものだ。15万人もの大結集は、香港の闘いがますます不屈に激しく燃え上がっていることを示している。
香港警察は、この日の集会だけを認め、デモを禁止した。そこで主催者である「民間集会団隊」は、続々と集まり公園からあふれる労働者・学生を「流水方式」で次々と流していく方針を事前に決定し、事実上デモを行うこととした。
午後1時頃から警察が周辺に集まり、中環駅で検問を開始するとともに、次第に会場周辺に放水車などを配備し、武装警官が周囲を取り囲んだ。
 しかし、この不当極まる警察の弾圧をものともせず、15万人の労働者・学生が続々と会場に集まり、次々とデモに出ていく。デモ隊と警察は各地で激突した。この現実に恐怖した香港政府と警察は午後4時24分、集会の中止を主催者に要求した。
これに対する怒りが爆発し、要求に来た警察官はたたき出された。すると警察は会場に残っている労働者・学生に向けて催涙弾を撃ち込み、民衆を蹴散らし始めた。だがこの弾圧に参加者はいっそう怒りを募らせ、これと全面対決してデモを闘い抜いた。
午後7時すぎに主催者を代表して劉頴匡氏が記者会見を行い「今回の混乱の原因は、警察がデモを許可しなかったことにある。また、デモの中止を要求した警察官は、その権限を委任されている書面を示そうともしなかった。一切の責任は警察にある」と弾劾した。この記者会見が終わるや、劉頴匡氏は「群衆を扇動し」「集会許可条件に違反し」て、参加者に「中環で混乱を起こすようにそそのかした」との罪名で逮捕された。その後も、街頭では夜まで警察と労働者・学生の激突が続いた。
昨年の理工大学での闘い、区議選の勝利の上で、香港の労働者・学生は警察の弾圧をはね返し連日の決起を続けている。そして、この闘いの勝利のために「労働組合運動の新たな高揚期が来た」として、ゼネストに向けて全力で労働組合建設を進めている。普通選挙や不当逮捕者の釈放などの「五大要求」を勝ち取る政治ストを真っ向から闘い抜き、それを経済闘争と一体化させ、香港の非正規雇用や激しい格差、深刻な住宅問題、貧困と失業の現実を、青年を先頭に変えていこうとしている。
不屈に闘う香港の労働者・学生と連帯して労働組合建設を推進し、共に勝利へ闘い抜こう!

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