石川さんと連帯し5・23狭山闘争 大阪 団地の窓から声援が 八尾北で集会し村内デモ石川さんと連帯し5・23狭山闘争
全関西狭山集会は、全国水平同盟と関西労組交流センターの主催で、大阪・八尾市西郡(にしごおり)の八尾北医療センター内の北側駐車場で開催された。
主催者あいさつで木下浩平関西労組交流センター代表は、「予定していた幸第2公園はコロナで使用禁止になったが、八尾北医療センターで開催でき、かえってよかった。八尾北という地域拠点があることのでっかさを感じた」と開会を宣言。地元西郡をはじめ全関西から130人が結集し、会場に熱気があふれた。
基調提起で久原正子全国水平同盟委員長は、「労働組合を、部落解放運動をよみがえらせ、コロナ危機を改憲・戦争の突破口にしようとする安倍を打倒しよう」「狭山闘争は国家権力総がかりの部落差別犯罪を暴く決定的な局面にある。6月、『後藤眞理子裁判長の退官前の棄却阻止! 下山鑑定の事実調べを直ちに行え! 再審を開始せよ!』の闘いを全国で巻き起こそう」と呼びかけた。
石川一雄さんの「コロナで倒れるわけにはいかない」「今後とも冤罪が晴れるまで不屈に闘う」という支援者に向けた5月メッセージに応える決意を込めて、拍手で確認した。
決意表明の最初に全国水平同盟から西郡支部の佃文弘書記長が発言し、狭山再審棄却攻撃と一体の、八尾市による西郡8家族への架空家賃請求や桂中学校つぶしを許さない! 民営化と闘う現業労働者と結びついて勝利する」と宣言した。
高槻支部は「裁判所、検察、警察はだんご3兄弟。みんなで団結して声を上げよう」と訴え、京都の崇仁(すうじん)・東三条支部も闘う決意を述べた。
八尾北医療センター労組の藤木好枝委員長は、「近隣の医療機関で『聴診器を当てない』『のどを見ない』『熱で追い返される』ことが起きている中で、天然痘で医療から排除されてきた西郡の歴史を塗り替える地域医療を労組を軸に実践している」と報告。
最後に、末光道正八尾北医療センター院長が「私たちが闘うべきはウイルスではなく新自由主義。あらゆる職場に闘う労働組合をつくろう! 国境を越えた団結で戦争をとめ、『手を洗う水』『充分な栄養』『必要な休息』『協働して働く職場』――これらすべてを取り戻そう」と訴えた。
デモに出発。団地の窓のあちこちから手が振られる。狭山闘争は更地化、生活破壊と闘う旗印であり、世の中を変える希望だ。石川さんと団結し、勝利を切りひらく6月闘争に連続決起しよう。(全国水平同盟西郡支部・M)
写真 集会後、西郡の村内をデモ。団地の窓のあちこちから手が振られ、住民と熱い合流(八尾市 5月23日))
この記事へのコメントはありません。