板垣宏同志の奪還かちとる
迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧
”勝利者として前線復帰”
1月3日、迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧で下獄を強いられていた板垣宏同志が、4年7カ月の獄中闘争を闘いぬいて出獄をかちとった。
この日、板垣同志が収監されていた前橋刑務所の門前には、地元・群馬や東京などからかけつけた同志約40人が早朝から出迎えに集まった。厳寒の中で待つこと約1時間、午前8時30分、門が開き板垣同志が姿を見せると、一斉に拍手と歓声がわき起こった。「おめでとう!」「ご苦労様!」。大輪の花束を受け取り、満面に笑みをたたえてガッツポーズをとる板垣さん。感激の瞬間だ。
高崎市内に移動し、感染予防に配慮しつつ、短いが心のこもった歓迎会が行われた。革共同を代表して秋月丈志書記長があいさつに立ち、最初の逮捕以来35年に及ぶ爆取弾圧との闘いに勝利しぬいたことの大きさを確認するとともに、「この決着は資本主義を終わらせる革命をやりぬくことでつけよう。今日から新しい闘いに入ろう」と訴えた。続いて須賀武敏同志と十亀弘史同志の家族、星野暁子さん、福嶋昌男同志からそれぞれ、板垣同志へのねぎらいの言葉と、今後もともに闘う決意が述べられた。
最後に板垣同志が「勝利者として出獄し、前線に復帰した」喜びとともに、獄中で星野同志の訃報に接して衝撃を受けたこと、「この悔しさを晴らすには革命しかない。必ず勝利する」との熱い決意を語った。
13日には十亀同志が水戸刑務所から出獄する。再び喜びを分かち合い、残る須賀同志の奪還に向けて闘おう。大坂正明同志を含め全獄中同志を奪還し、日帝国家権力打倒・プロレタリア革命勝利へ攻め上ろう。
板垣同志の出獄あいさつ
権力を倒すまで闘いぬく
私は獄中に入る時に、勝利者として入って、勝利者として出てくると宣言しました。その約束どおり、勝利者として出獄し、前線に復帰した。それを皆さんとともに確認したい。
獄中で一番衝撃を受けたのはやはり、星野さんが亡くなられたことです。かけがえのない仲間を失ったことに対する衝撃は、獄中で受けただけに、私にとっては大きな出来事でした。この悔しさを晴らすには、革命をなしとげるしかないということです。
われわれの時も、一審無罪判決をかちとって勝利した瞬間に、反革命が襲いかかる。星野さんについてももう一歩で解放せざるをえないところまで相手を追い詰めたその時に、反革命が襲いかかった。われわれの前進に対して次々に襲いかかってくる反革命を打ち破る闘いは、敵権力を倒すまで続くわけです。この状況をわれわれ革共同だけがのりこえて、闘い続けて、勝利し続けてきたのです。
星野さんを失ったことはものすごく痛いけど、同時にそれは、われわれにとって勝利に向かっての試練だと。必ず勝利すると心に誓って、革命の実現に向かって皆さんとともに歩んでいきたいと思います。まずは勝利の第一歩を踏みしめたことを確認して、お礼に代えさせていただきます
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