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三里塚で新年現地デモ&団結旗開き 「不当判決許さず空港廃港へ」

三里塚反対同盟を先頭に南台農地から2021年初の敷地内デモに出発。「この畑とられてなるものか」(1月10日 成田市)

1月10日、三里塚芝山連合空港反対同盟の新年初の現地デモと団結旗開きが行われ、支援者をふくめ130人が結集して激動の2021年の幕を開いた。
午後0時30分、快晴のもとで東峰神社に集合し、恒例の鳥居のしめ縄付け替えを行った。B滑走路の南端に位置し、かつてはひっきりなしにジェット機が耳をつんざく爆音を立てて頭上を通過し着陸を繰り返していたこの場所だが、一機の機影も現れない。穏やかな雰囲気のもとで「成田空港廃港」を祈願しつつ、無事しめ縄を新調した。

東峰神社のしめ縄を付け替えて反対同盟が闘志を表す。今年は頭上にジェット機の機影なし

1時、市東孝雄さんの南台の農地に反対同盟と顧問弁護団、労働者・農民・学生・市民が集合し、新年のあいさつを交わしあった。マスコミ記者も駆けつける中、決戦本部長の太郎良陽一さんの司会でデモ前の打合せが始まった。
事務局員の伊藤信晴さんが反対同盟の第一声を発した。「菅政権は新型コロナ感染拡大を理由に緊急事態宣言を発したが、民衆の命を守る決意も覚悟もない。東京高裁が市東さんに下した控訴棄却、農地取り上げ強制執行を認める反動判決を許さない。農地を守り抜き、日々苦難を強いられている民衆の先頭で闘い、空港廃港を実現する」
シュプレヒコールを上げてデモに出発。宣伝カーからは婦人行動隊・宮本麻子さんが、「農地死守・空港機能強化粉砕」の訴えを一帯に響かせた。大量動員された警察・機動隊の規制を打ち破って空港敷地を縦断し、市東さん宅前までのデモを貫徹した。

2021年新年団結旗開きが天神峰の市東さん宅中庭で開かれた

例年と異なり、今年の旗開きの会場は青空のもとでの市東さん宅の中庭だ。
伊藤さんの司会で、最初に市東さんがあいさつに立った。「東京高裁の不当判決は絶対に認めることはできません。NAA(成田空港会社)の田村社長はコロナと関係なく機能強化・空港拡張をやると言うが、今のNAAにそんな余裕はないはず。国策の名のもとで何をやってもいいというやり方を許さない。今年1年、勝利的に前を向いて闘っていきます」
続いて敷地内東峰の萩原富夫さんが、反対同盟の「闘争宣言」を読み上げた。「①市東さんの農地を守ろう、②空港機能強化粉砕、③菅政権打倒」を骨子とする内容で、最高裁での闘いに向けた署名・カンパ運動への取り組みと、3・28芝山現地闘争への結集を熱烈に訴えた。
連帯のあいさつの最初に、動労千葉の川崎昌浩書記長が立った。農地を共に守りぬく決意を語った上、コロナを口実にしたJR3月ダイヤ改定でのワンマン運転拡大、自動運転化、車掌の削減、外注化、非正規化などの攻撃に対してストで反撃すると表明した。
続いて顧問弁護団が発言に立った。事務局長の葉山岳夫弁護士は、反対同盟が唱えてきた「空港廃港」が射程距離に入ったことを確認し、東京高裁・菅野判決のでたらめと矛盾を指摘し、請求異議上告審をはじめとして全裁判闘争での勝利を誓った。
さらに、市東さんの農地取り上げに反対する会に続き、全国農民会議の小川浩共同代表が、菅政権のもとで進められる新自由主義的な農業切り捨て政策に怒りを表した。そして市東さんの農地を守るため、全国の農民が三里塚に駆けつけるような状況を切り開く決意を表した。
さらに宮本さんのカンパアピールをはさみながら、全国水平同盟、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議、動労水戸の木村郁夫委員長、婦人民主クラブ全国協議会、泉州住民の会代表の中川育子さん、群馬・市東さんの農地を守る会など諸団体が発言した。
中核派を代表して前全学連委員長の斎藤郁真同志がマイクを握り、市東さんの農業ひとすじの揺るぎない生き方に共感を示しながら、「階級的労働運動と連帯する学生運動を再建し、2021年を革命の年にする。三里塚闘争こそ私たちの生きる場だ」と訴えた。
最後に太郎良さんの音頭で団結ガンバローを三唱。労農学連帯の砦、危機の資本主義を撃つ拠点として、55年の歴史を刻む三里塚の意気込みを表す一日となった。(TN)

スケジュール
◎第3誘導路裁判
1月22日 午前10時30分開廷 千葉地裁

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