国は獄死の責任を取れ/弁護団が徹底追及/星野文昭さん国家賠償請求訴訟
4月22日、東京地裁民事第14部(伊藤正晴裁判長)で、星野文昭さん獄死の責任を追及する国家賠償請求訴訟第5回裁判が開かれました。裁判開始前には20人で裁判所前街宣を行い、徳島刑務所、東日本成人矯正医療センター、そして法務省を弾劾する怒りの声で一帯を制圧しました。
裁判で弁護団は、被告・国の主張を全面批判する「原告第3準備書面」を提出しました。また、徳島刑務所の医師が星野さんの腹部エコー検査の結果を「肝細胞がんの疑い」と書類に記載しているにもかかわらず、「肝細胞がんを示すものではない」と主張する国を厳しく追及しました。
裁判終了後、日比谷図書文化館で行われた報告集会で、弁護団が法廷の様子を報告し、星野さんの手術の成功率は生体肝移植の成功率(ドナーの死亡が6000件中1件のみ)が参照できるのであり、適切な施設で行えば星野さんの命は救われたはずだと、提出した準備書面で指摘したことなどを説明しました。
その後正午から行った法務省弾劾デモには50人が参加し、「星野さんの虐殺を許さないぞ!」「法務省は責任を取れ!」と、怒りに燃えて打ち抜きました。
星野さんが獄死して2年目の5月30日、星陵会館で全国集会を開催します。沖縄の闘いと連帯する集会でもあります。ぜひご参加下さい。(星野全国再審連絡会議事務局・S)
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