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東海第二原発反対訴え全国45カ所で9・11一斉行動

 9月11日、来年にも狙われている東海第二原発の再稼働阻止を呼びかける一斉行動が闘われた。

運転差止認めた水戸地裁の判決
 今年3月18日に水戸地裁は、日本原電(日本原子力発電株式会社)東海第二原子力発電所の再稼働につき運転差し止めの画期的判決を出した。だが日本原電は控訴し、今も再稼働のための工事を続け、来年の12月に再稼働させようとしている。しかも来年9月頃には「使用前検査」と称して原子炉に燃料を装填(そうてん)し、事実上の再稼働を狙っている。
 東海第二は1978年の運転開始から40年を超える老朽原発だ。こんな老朽原発で過酷事故が発生すれば茨城県内はもちろん、首都圏が壊滅する。
 東海第二原発再稼働を阻止するために2012年7月に地元住民224人が水戸地裁に運転差止裁判を起こした。判決では東海第二原発周辺の14市町の「広域避難計画」が不十分だとして事故が起これば住民が安全に避難することができないとされた。これは誰にでもわかる平易な理由による画期的判決だ。

再稼働阻止訴え街頭で署名活動
 今年5月、東海第二の再稼働を止めるため「東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク」が茨城、千葉、東京を始め首都圏の多くの反原発団体で結成された。9・11一斉行動は、「東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク」が水戸地裁判決の意義を訴えるための幅広い一斉行動として呼びかけ、多くの個人・団体がコロナ下で創意工夫し、首都圏各地や福島・茨城・新潟など45カ所以上で闘われた。NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)の仲間や、三里塚芝山連合空港反対同盟なども呼びかけに応えて街宣を行った。
 NAZEN杉並はJR阿佐ケ谷駅南口で午後2時半から1時間、約20人で署名18筆を集めた。署名用紙を受け取り周りに広げるという若いカップルも現れた。
 NAZENいけぶくろは午後3時半から1時間、JR池袋駅西武口前で8人で街宣。80代の女性が「菅はスカだ! あいつのやることなすこと全部ダメだ」と怒りをあらわに署名。JR新小岩駅南口で午後3時から1時間7人で16筆。
 原発とめろ!新橋アクションは、午後1時半から1時間、JR秋葉原駅ヨドバシカメラ前で5人で署名は8筆。三多摩労組交流センターはJR立川駅前で正午から2時間、6人で街宣を行い、署名約30筆を集めた。
 千葉でも三里塚反対同盟が京成成田駅前で、千葉アクションが京成千葉駅前で街宣行動。茨城でも統一行動の一翼を担い街宣行動が闘われた。核燃施設などのある青森県でも闘われた。
 NAZENふくしまはJR福島駅東口で正午から1時間、10人で署名を集め32筆が集まった。
 NAZENにいがたはJR新潟駅万代口で午後4時から1時間、柏崎刈羽原発再稼働阻止を含め10人で署名集めを行い署名は35筆。
 コロナ下の困難を打ち破って、菅打倒に表された労働者民衆の怒りを体現し、多くの闘う仲間との合流をかちとった。この日の闘いは11月労働者集会への展望を大きく切り開いた。

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