組合員への処罰許すな 旭支援共闘がAGC本社行動
5月26日午後、旭非正規職支会支援共闘会議はAGC(旧・旭硝子)本社前に登場し、恒例となった、東京駅丸の内広場に響き渡る宣伝戦を行った。韓国サンケン労組を支援する会の労働者たちも駆けつけ、日本企業による韓国での労組弾圧を共に闘って打ち破ろうと、AGC本社に怒りの声をたたきつけた。
6月30日は、2015年に、韓国クミ市にある旭硝子工場の社内下請け会社GTSで働いていた非正規職労働者178人がメール1通で集団解雇された日だ。最低賃金で昼休みも20分、ミスをすれば赤いチョッキを着せられ見せしめにされるなどの劣悪な労働条件を改善しようと工場初の労働組合を結成してから1カ月後のことだった。組合員は138人になっていたが、旭硝子は組合破壊のためにGTSとの請負契約を中途で破棄し、労働者全員を工場から締め出したのだ。
それから7年、旭非正規職支会は、民主労総金属労組に加盟し、解雇撤回・正規雇用を求めて22人の組合員が闘っている。
5月19日、テグ地裁キムチョン支院で開かれた裁判で、検察がチャホノ支会長に、「集会及び示威に関する法律」違反・共同財物損壊容疑で懲役10カ月、4人の組合員に共同財物損壊容疑で罰金刑を求刑した。19年6月19日、解雇4年の抗議集会が工場前で開催された。集会後、参加者は工場正門前の路上にラッカースプレーで「解雇撤回」「アサヒは戦犯企業」などのスローガンを記した。これが法律違反、共同財物損壊だというのだ。
チャホノ支会長は「検察は旭硝子の不法派遣には懲役6カ月を求刑した。解雇に抗議してラッカーを塗ったことが、不法派遣を犯して大きな利益を得た不法行為よりも重罪なのか!」と弾劾し、「検察は不法派遣を正すより、被害者が闘うことを処罰することに関心がある」と怒りを語った。
旭支援共闘会議は、解雇から7年を迎える6月30日、AGC本社行動と丸の内デモを呼びかけている。午後3時、AGC本社(東京駅丸の内北口にある新丸ビル)前に結集しよう。
鶴見で連帯しビラまき
5月25日朝、AGC横浜テクニカルセンター(旧・旭硝子京浜工場、JR鶴見線弁天橋駅近く)へビラまきに行きました。
敷地内の煙突から煙が出ていてガラス溶解炉が稼働しているのがわかります。
出退勤の労働者たちが横断幕を見ながら通ります。受け取ったビラを折りたたんでかばんにしまう人、読みながら歩いていく人もいます。必ず旭支会の勝利につながると信じ、続けていきます。(神奈川 A)
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