沖縄大学で処分撤回集会/京大など全国学生と共に
7月5日、沖縄大学の中庭で「7・5沖大処分撤回集会」が行われました。
岸田首相は、NATO首脳会議に出席するなどウクライナ戦争への関与を強め、これと一体で中国侵略戦争に向けて大演習と大軍拡を行っています。基地と戦争の矛盾を押し付けられる沖縄で反戦を訴えることが集会の目的の一つです。
さらに集会では、学生自治会再建以来、沖大生の権利と反戦を訴えたことを理由に赤嶺知晃委員長にかけられた8回もの訓告処分の撤回を要求しました。沖縄は基地と振興策依存の経済を強制され、貧困を強いられています。学習の時間を割いてバイトしても学費を払えず、4人に1人が退学する現実を変えるために赤嶺さんは立ち上がりました。これに対して沖大当局は弾圧と処分を繰り返してきました。当局に代わって学生が主人公となるキャンパスを取り戻しましょう。
集会冒頭の基調発言で赤嶺さんは、「武器輸送拒否やデモなど、戦争反対の行動で闘う世界中の人々に応え、戦争政策を進める岸田を倒す運動を沖大からつくろう。山代学長による反戦闘争つぶしの弾圧体制を終わらせよう」と呼びかけました。
続いて全国から応援に来た学生たちが発言しました。京都大学の学生は、「京大でも処分が連発されたが、たくさんの学生たちと共に、学生自治運動で処分を止めてきた」と報告しました。
学生への見せしめである懲戒処分の撤回と反戦を訴える集会に対し、沖大当局は大量の職員と警察、機動隊車両まで呼んで弾圧を狙いました。しかし、集会で「警察は帰れ」とシュプレヒコールを上げると、こぶしを挙げて応えてくれる沖大生も登場。警察は「学外へ出なければ逮捕する」と集会参加者を威圧しましたが、多くの学生の注目で踏み込めず、最後まで学内で集会をやり切りました。
弾圧の中でも学生自治会の運動を支持する学生がいること、そして学生の力が集まれば当局や警察の弾圧を跳ね返せることが、今回の集会で明らかになりました。集会の成功をバネに、沖大自治会選挙闘争を断固闘います。(全学連・Y)
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