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国葬反対叫び鶴橋デモ 在日外国人と共に入管集会

「労働者の国際連帯で戦争を止めよう!」と呼びかけて進むデモ隊に街中から声援が飛んだ(9月25日 大阪・鶴橋)

 「外登法・入管法、民族差別を撃つ9・25関西集会・デモ」が9月25日、大阪市東成区民センターで開催された。
 「朝鮮戦争に反対する在日朝鮮人の会」代表の許用晧(ホヨンホ)さんが、「安倍はハルモニの叫びを踏みにじり、再び戦争をするために侵略をなかったことにしようとした。国葬などとんでもない。労働者の団結で戦争を阻止しよう」と主催者あいさつ。
 集会実行委員会が基調報告を行った。「ウクライナ戦争で時代が一変した中、戦時下の入管集会として開催されたことの意義を鮮明にさせよう。本日の集会は、日本人と在日・滞日労働者との団結、国際連帯をかけた闘いだ。世界戦争を止めるためには、労働者の国際連帯を強固につくり出すことが必要だ。闘う労働運動を日本でよみがえらせる闘いと、韓国・民主労総をはじめとする国際連帯闘争の前進が戦争を止める道だ。安倍国葬阻止闘争の大高揚から11・6全国労働者総決起集会に総結集しよう」。圧倒的な拍手で確認された。
 全日建運輸連帯労組関西生コン支部の武谷新吾書記次長から連帯あいさつがあり、戦争・大軍拡・改憲を止めるための11月集会への結集が呼びかけられた。
 「朝鮮文化に親しむ東大阪子どもの集い」の廃止を許さない実行委員会の村田孝子さんが民族教育つぶしとの闘いをアピール。3度の布施デモを通して地域の日本人と在日コリアンとの団結や連帯を強めていること、戦争に反対する労働組合として東大阪市教組をよみがえらせていく取り組みが報告された。
 日教組奈良市の有田雅行委員長は、「8・6ヒロシマ以降の一部マスコミやSNSなどによる闘う労組へのバッシングをはね返し、9月9日には奈良市内で国葬反対の集会デモに組合として決起した」と発言。
 関西合同労働組合の黒瀬博匡委員長が、「関西合同労組の書記長が春闘で要求書を提出したことが『強要』だと不当逮捕された。戦争に反対する労働組合つぶしであり、関生弾圧と同じだ。総力で反撃する」と怒りを込め、「9月7日にAGC尼崎工場への街宣行動を行った。韓国サンケン電気闘争を支援してきた在日の仲間も合流して共に闘っている」と報告した。
 改憲・戦争阻止!大行進・大阪市の赤田由行さんは、「大阪市では都構想住民投票否決以降も戦争のための攻撃が次々と出されている。生野区の学校統廃合・カジノ・万博・地下鉄の核シェルター構想等は、労働者・市民の闘いによって何一つうまくいっていない。何よりも戦争に反対する労働組合の復権をかちとろう」と呼びかけた。
 集会後の鶴橋駅前を席巻するデモは、沿道の人々の圧倒的な注目を集めた。
 あちらこちらのマンションから大きく手を振りタオルをぐるぐる回して応援する人々、太鼓のリズムに合わせて踊る親子、自転車を押して一緒にデモに加わってきた中学生など、街には国葬に反対する支持や共感があふれていた。

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