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暴力的弾圧と対決―天神峰決戦3学生勾留理由開示公判

3人の学生の勾留理由開示公判で、地裁・県警一体の暴力的弾圧と傍聴妨害に対し全学連の怒りが爆発した(3月2日 千葉地裁)

国家権力と成田空港会社(NAA)による2・15天神峰強制執行に対して身を挺して闘い、学生3人が「公務執行妨害」で不当逮捕された。この3人に対する勾留理由開示公判が3月2日、千葉地裁で開かれた。全学連は赤嶺知晃委員長を先頭に決起し、千葉県警と地裁が一体となった暴力的弾圧と真正面から激突して闘い、3学友の獄中闘争を激励した。三里塚芝山連合空港反対同盟の太郎良陽一決戦本部長は、地裁前に停めた宣伝カーで、3人の即時釈放を訴えた。
廣瀬裕亮裁判官のもとで開かれた法廷は、傍聴者わずか18人しか許されず、あらかじめ千葉地裁全体が大量の警察官・機動隊による「警備」で固められていた。開廷し3学友が入廷して拍手が起きると、広瀬裁判官はいきなり退廷命令を発した。待ち構えていた機動隊が法廷内に突入し、暴力的な排除が開始された。怒声・抗議で廷内が満たされる中で、広瀬は退廷命令を乱発し10人が裁判所敷地内から追い出された。

退廷命令を受け、千葉県警によって千葉地裁敷地外へ暴力的に排除される傍聴者

森川文人弁護士が裁判所を追及し、「容疑者は住所不詳」とされながら京都大学熊野寮などの特定の場所に家宅捜索を許可したことについて質すと、「当職の関知するところではない」と回答拒否を繰り返し、「留理由開示」とは真逆の問答無用の姿勢をあらわにした。
森川弁護士は、2・15天神峰強制執行を「正義に反する国家暴力の行使」「市東さんの農地に対する夜襲」と断罪し、本件「公務」を「民間空港の軍事利用に向けての農地強奪」として徹底的に批判し、3人を直ちに釈放することを要求した。
3学友は三里塚闘争の正義を体現する姿勢で完全黙秘・非転向の原則を貫き、傍聴席との熱い交流をかちとった。

千葉地裁構内に居並ぶ警察車両。国家暴力の本性むき出しだ

県警はわが物顔に地裁を制圧し、闘う学生たちを敷地外に排除し、裁判傍聴の権利、裁判公開の原則をあからさまに踏みにじった。全学連の学生たちは、国家権力の本性を直視し、裁判所と機動隊を徹底弾劾する怒りのシュプレヒコールを何度もたたきつけた。
2・15を引き継ぐ実力闘争を闘い抜いた参加者に向けて、赤嶺全学連委員長は「われわれの闘いが国家権力を追い詰めていることを実感できた。実力闘争をさらに爆発させ、3人を取り戻そう!」と呼びかけた。反対同盟の伊藤信晴さんは、「みなさんの力強さが時代を切り拓くと確信しました。今後も団結して闘いましょう」と一同を励ました。(TN)

千葉地裁前で「3人を直ちに釈放しろ!」と訴える三里塚反対同盟と全学連

国家暴力と闘い抜いた一同に、赤嶺全学連委員長が「われわれが国家権力を追い詰めている。3人を取り戻そう!」と呼びかけた

スケジュール

◎空港機能強化粉砕! 騒音拡大許すな! 3・26芝山現地闘争
3月26日(日)午後1時開場 芝山文化センター(千葉県山武郡芝山町小池973) 集会後デモ行進

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