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三里塚第115回一斉行動―強制執行に怒る住民の声

「闘いは第2ラウンドへ」と一同を鼓舞する萩原富夫さん、市東孝雄さん(2月26日)

2月26日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連は115回目の空港周辺情宣一斉行動に立ち上がった。
朝8時30分、十数名が打ち合わせに集まった。これまでは市東さんの離れで行っていたが、市東さん宅前に変更。不当撤去の暴挙を打ち返す決意も固く結集した。同盟は、市東孝雄さん、萩原富夫さん、伊藤信晴さんが参加した。
萩原さんは「周辺の皆さんは心配しているかも知れないが、われわれはやり切った充実感が大きい。逮捕された3学生を奪還して市東さんの営農を再建し、第2ラウンドの闘いに進もう。耕作権裁判もある。3・26集会を成功させよう」と発言した。市東さんは激闘へのねぎらいの言葉をかけた。伊藤さんは、「15、16日の闘いへの周辺住民の反応が重要」と強調した。

強制執行後初の空港周辺地域一斉行動へ。市東さん宅前で打ち合わせが行われた(2月26日)

今回配布する反対同盟ニュース第110号は、「強制執行弾劾の同盟声明」を全文載せた執行阻止闘争の特集。皆これを持ち、周辺情宣に打って出た。
会う人のほとんどがニュース報道で知っていたが、当日の状況をより詳しく説明すると怒りと驚きの声が続いた。市東さん宅前の座り込みを通りすがりに見ていた人は、「夜の8時に来るなんて」と怒った。また、同じ部落の人は「NAAがもうやらないと言っていたはずなのに、信じられない」と憤った。
市東さんや支援を心配する住民の声も多い。「あんた逮捕されているかと思った。権力はひどいことを平気でやる」と声をかけ、こちらの意気軒高の様子に「皆元気であればやっていける」と安堵した。3人の逮捕と不当捜索の新聞記事を見た農家は、「体に気をつけて頑張ってください」と励ました。
農政批判=食料危機を語った農家は、「市東さんの農家をやっていきたいという気持ちは、よくわかる。今の政府は農業について何も考えていない」と憤る。また強制執行反対の署名をしたという農家は、「残念なことだ。これからも農業を続けるのは大変だと思うが、ぜひがんばって下さい」と声援を送った。
今回の周辺一斉行動は、NAAの不当性を暴露弾劾するとともに、空港周辺住民と反対同盟との連帯を一層深めた。(O)

スケジュール

◎空港機能強化粉砕! 騒音拡大許すな! 3・26芝山現地闘争
3月26日(日)午後1時開場 芝山文化センター(千葉県山武郡芝山町小池973) 集会後デモ行進

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