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戦争とめよう! 岸田を倒せ! 各地で国際婦人デー行動

●東京 洞口区議先頭にデモで街頭席巻

右翼と警察の妨害をはね返しデモ(3月5日 杉並区)

東京では3月5日、杉並で200人を超す結集で集会を開催。右翼街宣車16台による大音量の妨害を打ち破ってデモを貫徹しました。
今年の国際婦人デーは、世界戦争情勢と真っ向から対決し、今こそ第1次世界大戦を止めたロシア革命の口火を切った1917年の国際婦人デーのデモ・ストライキ決起のような闘いを切り開こうと準備されてきました。何より、「杉並から戦争とめよう」と呼びかける洞口朋子議員の4月区議選再選出馬に対し右翼が全国から杉並に集まり「戦争反対を言うな、区議をやめろ」と向かってくることに対し、「私たちは黙らない」「戦争とめよう!岸田を倒そう!」と掲げて立ち上がりました。
集会は、世界の労働者のストライキ・デモの動画の上映で始まり、最初に2月の強制代執行攻撃と闘った三里塚から反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さんが登壇し発言。続いて星野全国再審連絡会共同代表の星野暁子さんが共闘あいさつに立ちました。基調の提起を東京労組交流センター女性部の樫村美恵子さんが行い「戦争でしか成り立たない社会を根底から変革しよう」と訴えました。
「沖縄・南西諸島を戦場にするな!」、そして「G7広島サミット戦争会議粉砕へ立ち上がろう」と呼びかける広島からの動画が流され、ともに闘う機運が盛り上がりました。
これらを受けて、権力や右翼の激烈な妨害と日々真っ向から対決して闘っている杉並区議会議員の洞口朋子さん、三里塚で実力闘争の先頭に立った全学連副委員長の矢嶋尋さんから発言を受けました。「この社会を変革する。政治と暴力を奪還して闘う!」と力のこもった発言でした。
職場で闘う仲間から、戦争政治と今の社会の生き難さは一つと発言が続きました。介護現場では人手が不足しているにもかかわらず解雇攻撃に直面し、75歳で労組に入り、解雇を粉砕して働き続けることをかちとった報告。書店労働者の仲間は、結婚・妊娠・出産それぞれの節目で女性を差別し切り捨てる資本の攻撃と真っ向から闘い、再雇用をも全力で闘いとってきたと報告。教育現場からも、闘わない既成労組の壁を打ち破る闘いの実践とともに、基地の街・横須賀では「自衛隊を戦場に送らない」と自衛隊家族に届く呼びかけをしたことが報告されました。
戦争への怒りの中から労働者は立ち上がる、労働者階級人民の中にこそ社会を変える力があることが語られました。最後に政府・資本家に魂を売り渡した連合の芳野友子会長を弾劾する決議を上げました。
集会後のデモは、洞口区議や矢嶋さん、星野さんを先頭に女性たちが、右翼の妨害、権力の弾圧をものともしない元気なコールを響かせて進みました。荻窪駅近くではものすごい数の聴衆が注目し、子どもを抱えた女性が飛び入りで一緒にデモしました。

●関西 弾圧と闘い抜く関生支部と共に

高槻医療福祉労組・村山裕子委員長(前列中央)を先頭にデモ(3月5日 高槻市)

大阪では高槻において3月5日、120人の参加で国際婦人デー集会を開催した。実行委員会を代表して関西労組交流センター代表の深町加代子さんが基調提起を行い「今こそ1917年ロシア革命を切り開いた女性たちのようにストライキ・デモ・実力闘争で闘おう!」と呼びかけた。
特にこのたびの全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の湯川裕司委員長に対する実刑4年の攻撃は、労働運動を犯罪とする労組壊滅攻撃として絶対許すことはできない。今、あらゆる組織に「戦争に対して本当に闘うのか」が問われている。この弾圧は一見激しいが、むしろ反対に関西における関生支部を軸とする反戦の闘いの陣形を大きく拡大させている。まさしく反撃は開始されたのだ。
集会では関生支部高槻生コン分会の女性組合員が発言。「女性の低賃金など社会のあり方は、労働組合で闘うことで攻撃の本質と自分の生き方をはっきりさせることができる」と元気よく発言し感動と新たな団結を生み出した。
さらに「こども家庭庁」設置と「異次元の少子化対策」は妊娠・出産・子育てを国家管理し、家族イデオロギーのもとにしばりつける攻撃だ。今まで子育てを「個人の責任」とし、公立保育所を民営化し、子育てどころか生きることさえできない低賃金・非正規に労働者をたたきこみながら、兵力としての子どもを産めとは全く許すことはできない。全学連の仲間は、「子どもを産めば奨学金を減らす」という札束で労働者に言うことを聞かせようとする岸田政権に対して、今こそ政治と暴力を奪還して闘おうと訴えた。
さらにセクハラ・労組破壊攻撃と闘う奈良市従をはじめ、解雇攻撃、教育・医療破壊と闘う仲間の報告。そして今春、高槻市議会議員選挙に挑戦する高槻医療福祉労働組合委員長の村山裕子さんの勝利を実現しようと締めくくった。集会後元気よくデモに出発した。

●広島 G7サミットを迎え撃つ闘いに

原爆ドームへデモ(3月5日 広島市)

広島では3月5日、国際婦人デー行動をG7広島サミットを迎え撃つ闘いとしてかちとった。ウクライナ戦争開始から1年、岸田政権が米帝と一体で中国侵略戦争に突き進んでいる中での婦人デーとして、「戦争を欲する者の支配を終わらせるために立ち上がり、なんとしても目の前の戦争を止めよう!」の提起と決意を全員で確認した。
自治労広島市の仲間が特別報告。戦争情勢下で労組定期大会のスローガンから「反核・脱原発」「非正規労働者の組織化」を削除する提案に反対し、断固として闘っていることが報告された。非正規・正規の女性労働者が「殺される!」という職場の中で、仲間をつくりたいという熱い思いの訴えだった。
会場からは、「出産すれば奨学金減免」との自民党提言に怒りの発言。労働学校で『女たちのレボリューション』を学習し、「ロシア革命のように女性は労働者階級を組織する側に立とう」との発言。岸田の異次元の少子化対策は国家の危機に対する「産めよ殖(ふ)やせよ」であり戦争にくみするものだ、「子どもを戦争屋には絶対に渡さない!」との発言が続いた。呉の仲間は2億円の弾薬庫建設と日米合同訓練への怒りを表明した。
8・6ヒロシマ大行動共同代表の室本けい子さんは3・11福島を前に原発増設を決定した岸田を絶対に許せないとし、「G7広島サミットで戦争政権岸田を倒そう」と力強く発言した。安芸太田町議の大江厚子さんは、地域で声をあげる主体も多くが女性、ここを組織して戦争を止めようと訴えた。
デモ行進では直近の岸田首相事務所への抗議のシュプレヒコールに注目と共感が集まり、飛び入り参加の若者と共に原爆ドーム前へ向けて声をあげた。

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