JR尼崎事故を弾劾し集会・デモ/ 戦争・廃線化への怒りと結び
JR福知山線尼崎事故から18年の4月25日、事故弾劾総決起集会(国鉄闘争全国運動・関西主催)をJR尼崎駅北口で開きました。
国鉄闘争全国運動・関西代表の中村吉政・全国金属機械労組港合同委員長が、「駅に人がいないJRは事故に対応できない」とJRを弾劾し、「沖縄に行ってきたが土日も米軍機が演習している。南西諸島はいつ戦争が起きてもおかしくない」と反戦を訴えました。
高槻医療福祉労組の村山ゆうこ委員長が高槻市議選を報告し、「当選には至らなかったが労組・地域の団結は固まった。戦争は労働者への最大の権利侵害・生活破壊。労組は戦争反対で闘う」と宣言しました。
高裁で逆転無罪をかちとった全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長が、「勝利を使い現場で決着をつける。ストで産別労働運動を復権する」と熱く発言しました。
動労総連合の川崎昌浩書記長は「何年かかろうが国鉄解雇を撤回させる。動労総連合は23日の定期大会で①JR大再編・『労組なき社会』化と闘う、②1047名闘争でJR西日本元会長の井手正敬とJR東日本現社長の深澤祐二を証人に採用させる、③階級的労働運動を貫く、④11月労働者集会1万人結集を実現する、⑤戦争反対・サミット反対に立つ――の方針を打ち立てた」と述べました。
原田隆司・動労西日本委員長が基調報告で、「JRは社員にだけ尼崎事故を反省させ、社長は開き直っている。私は職場研修で『会社の責任を追及する』と意見を出した。芸備線などの廃線に対し2波の現地闘争を行い、沿線でビラをまいた。3・17ストでは乗務員詰め所の前で決起集会を開き注目を集めた。JRは新幹線すら貨物輸送に使い、軍事物資を運ぼうとしている。徴兵制を許さない。G7広島サミット反対を」と訴えました。
港合同の木下浩平執行委員が行動を提起し、デモに出ました。あいにくの雨でしたが事故現場までのデモを貫徹しました。(動労西日本執行委員・遠坂裕夫)
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