戦争立法の採決弾劾
大行進 毎週の国会闘争を貫徹
6月15日夕、改憲・戦争阻止!大行進東京の主催で「戦争国会粉砕!岸田打倒」の国会闘争が衆議院第2議員会館前で意気高く闘われた。雨をついて、全学連を先頭に50人の労働者・学生が結集した。
この日は、1960年6月15日に日米安保条約反対の国会闘争で全学連が警官隊と激突し、東大生・樺美智子さんが亡くなった日だ。安保闘争の原点となったこの闘いを引き継ぎ、今こそ巨大な反戦闘争を巻き起こす時だ。
全学連が司会と基調報告を行った。まず、軍事費2倍化のための防衛財源確保法案がこの日、参院財政金融委員会を通過したことを徹底弾劾した。日本が戦争に向かう超反動法案に対して、野党は何一つ体を張って対決することもせず「粛々と」審議に協力した(翌日、参院本会議で可決・成立)。今国会では改悪入管法や防衛産業強化法、原発推進と核武装のためのGX法、マイナンバー関連改悪法などの反動立法が、次々と成立している。これらはすべて中国侵略戦争のための国内体制づくりであり、労働者人民を戦争に動員するものだ。
基調報告ではまた、通常国会開会の1月23日以来、改憲・戦争阻止!大行進が毎週金曜日の国会闘争を呼びかけ、粘り強く闘ってきた地平の大きさをしっかりと確認した。「野党が総屈服している中で、大行進が唯一、戦後最悪の軍拡国会、戦争国会を弾劾して闘ってきた」「労働者階級の荒々しい決起、三里塚、杉並、沖縄、サミット粉砕決戦などの激戦激闘と一つになって、岸田に打撃を与えてきた」と毎週の国会闘争の意義を強調した。
基調報告を受けて各団体が発言した。動労千葉の中村仁副委員長が「反動法案が通ろうが、労働者は絶対に戦争反対だ。これからも声を上げていく」と語り、全学連の学生は、広島サミット弾圧を完全に粉砕した勝利を報告した。実力闘争の息吹を国会闘争に持ち込み、全体をリードしてきた全学連に、参加者は大きな拍手で応えた。さらに入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会、百万人署名運動、大行進神奈川、東京労組交流センターの代表らが次々とマイクを握った。
最後に大行進事務局が行動提起を行い、国会闘争を引き継いで8月広島・長崎反戦反核闘争に向かって総力で闘うことを呼びかけた。
この記事へのコメントはありません。