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横須賀基地へ反戦デモ 基地も空母も撤去を

地元の労働組合・市民を先頭に米海軍横須賀基地に向かってデモ(10月1日 横須賀市)

10月1日、改憲・戦争阻止!大行進神奈川は、京急横須賀中央駅前広場において「基地も空母も今こそ撤去! 空母横須賀配備50年 戦争反対! 10・1横須賀闘争」を行いました。県内外の参加者からのリレーアピールに続き、米海軍横須賀基地に向けたデモで「空母母港化反対! 基地撤去!」の声をたたきつけました。
当日は、神奈川県内をはじめ東京や関東各県からも多くの仲間が駆けつけ、駅前広場を埋め尽くす250人の結集となりました。「先日ビラを受け取った」という人や「生まれて初めてのデモです」という若者などが次々と参加。右翼の妨害が始まると、駅前のYデッキは鈴なりの人だかりに。そこでも自衛隊への個人情報の閲覧・提供の中止を求める署名に人々が次々と応じ、戦争絶対反対の思いが語られる場面があちこちでありました。

「空母反対 基地撤去」――横須賀中央駅前広場での集会に注目が集まった

デモでは、米海軍横須賀基地前で「私たちの敵はロシアの労働者ではなく、中国の労働者でもありません。私たちの共通の敵は、米国、日本、中国、ロシアの支配者ではありませんか。一緒に戦争を止めましょう」と、英語で米軍兵士や家族に直接訴えました。
デモに先立つリレーアピールでは、大行進神奈川の呼びかけ人を筆頭に、大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士、全学連、そして首都圏反基地連絡会に結集する横田(東京)、木更津(千葉)、朝霞・入間(埼玉)で闘う仲間が発言。さらに沖縄民権の会の座覇光子さん、大行進川崎の仲間、自治体労働者、年金生活者、横須賀市民など、計12人が次々とアピールを行いました。「民衆の行動が社会を変えてきた」「『原子力空母だから反対』ではなく、空母そのものに反対」など、重要な訴えがありました。座覇さんは「ほとんどの人は沖縄を知っているが、本当は知らない」「親が子に本当のことを話せないほどに悲惨だった沖縄戦を繰り返してはいけない」と言葉を絞り出すように訴えました。
1973年10月に横須賀へ米空母が配備されてから50年の今年、大行進神奈川は、ウクライナ戦争・世界戦争の時代において、空母母港化撤回・基地撤去・日米安保粉砕の闘いをつくり出すことを改めて決意し「10・1横須賀闘争」を呼びかけました。そこに向けて三浦半島地域の全公立小中高の教組分会へのビラまき、連日の京急沿線各駅での宣伝、デモが通る道沿いの商店への訪問行動などを積み重ね、約1万枚のビラを配布しました。
重要なのは、この呼びかけに多くの労働者、市民が応えてくれたことです。商店へのビラまきでは、「当日は右翼が来て騒然とするかもしれません」と言うと「それが横須賀らしいわね」という返答が。基地直近のお店でも、「自分も基地に反対だ」と表明がありました。
ウクライナ戦争は人々の意識を大きく変え、「基地の街」の重圧が打ち破られつつあります。大行進神奈川は、10・1横須賀闘争の大成功を受けて横須賀闘争の歴史を復権し、「基地の街」から「反戦の街」への転換をさらにつくっていきます。
10月反戦闘争を各地で闘い抜き、全国から11・19日比谷への大結集を!
(改憲・戦争阻止!大行進神奈川事務局 K)

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