ガザ侵攻・虐殺やめろ! 11・12札幌市内デモ
11月12日札幌市内において「ガザ侵攻・虐殺やめろ!」を掲げたデモとその後米総領事館への抗議行動が行われた。結集は70人。その先頭にはパレスチナ人やムスリムの仲間が立った。
札幌駅南口駅広場での集会に続くデモは自民党道連~「死の商人」伊藤忠~札幌防衛局(防衛省)をコースに定め、イスラエルを支援し、加担する組織を徹底的に弾劾するものとなった。
主催者はパレスチナ連帯・札幌で改憲・戦争阻止!大行進・北海道が呼びかけたものではない。しかし前記の組織はパレスチナ情勢とそれに連動した大衆運動の浮沈に関係なく、一貫して断固パレスチナ人民との連帯を貫いてきた組織だ。そして10・7蜂起に対し、あらゆる勢力が「ハマスによる残虐なテロ行為」を非難するなかで、それに対する激しい怒りと民族解放・革命戦争論で一致するなかで、彼ら彼女らと大行進・北海道との信頼醸成が進んできた。その中で今回の行動もデモ出発前集会・米総領事館抗議行動とも司会を大行進・北海道の仲間が担い、また行動の根幹を星野・大坂(沖縄)陣形や交流センター、国鉄闘争全国運動・北海道の仲間が担った。そして先に挙げたようなこの間大行進が対象化・闘争化してきたイスラエル加担組織への弾劾闘争をこれまで以上の多くの仲間と共にやりぬくことができた。
大行進・北海道はこの間の行動を通して、パレスチナ・アラブ・ムスリム人民と実体的に結びつき、またアイヌ民族解放闘争を闘う仲間との合流など一回り二回り大きな可能性を切り開いた。これを何としても大行進運動の質的量的充実化への結実させなければならない。
同時に強調しなければならないことは、この間の札幌におけるパレスチナ連帯闘争が階級的労働運動の拠点建設と一体で成功していることだ。職場において革命的時代認識を全面的に訴え、大衆的一致をかちとる。その中で街頭における反戦政治闘争に労組組合員を結集し、そして再び職場における拠点建設の前進に還流させる。このサイクルを情勢に食らいついてダイナミックに、そして日常不断に貫徹することこそが「戦争を内乱へ」への大道に他ならない。
最後に、今回の行動に参加したある30代の女性は自宅のあるニセコから札幌まで片道3時間以上をかけ「人生初めてのデモ」に参加。そしてその場でデモコールのマイクを握り、米総領事館前では自らの想いの丈をぶつけた。デモ後に話を聞いたところ、「ウクライナの戦争から今度はガザの事態が起きた。いろいろSNSで調べる中で、西側の流す情報がウソばかりだとわかった。いてもたってもいられなくなった」と述べている。
「3正面」における戦争の激化は確実に青年をはじめとする万人の価値観を揺さぶり、歴史選択を促している。階級の怒りと行動への欲求は党をのりこえ進んでいる。われわれはこれと結びつき、自己を変革しながら、青年・学生をはじめとする万余の人々を党に結集し、階級の前衛としてプロレタリア革命への道を切り開いていかなければならない。
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