「大行進東京」が杉並で「安倍国葬反対」デモ/ 街頭に渦巻く怒りと合流
安倍の国葬に反対するデモが8月21日夕方、東京・杉並区の高円寺で行われ、改憲・戦争阻止!大行進東京の呼びかけに応えて約120人が結集した。洞口朋子杉並区議会議員を先頭にデモ参加者は、「国葬やめろ」「戦争反対」「軍事費増やすな」と声をあげ、新たに行動を始めた多くの労働者・杉並区民との大合流をかちとった。この日のデモの高揚は、改憲・戦争攻撃そのものである国葬との対決を大反戦闘争・階級決戦に押し上げ、岸田に痛撃を与える闘いとなった。
今や街頭は安倍国葬に対する怒りの坩堝(るつぼ)と化している。デモ前に高円寺駅前で行った街頭宣伝では、1時間弱で37筆の国葬反対署名が集まり、とりわけ若者や女性が多かった。演説を聞いて拍手する人やガッツポーズする人も多数いた。
デモには街頭でチラシをもらって来た人やツイッターを見て職場の友人と一緒に来た青年らが飛び入りで多数参加し、「洞口さんをアベマTVで見て応援していた」「岸田首相はなぜ国葬を強行するのか? 職場で強制されても絶対に黙とうなんかしない!」などの声が続々と寄せられた。
また駅前で路上ライブを行っているミュージシャンが、デモが通ることを知って「国葬反対」コールをセッションし、駅前全体を大いに盛り上げた。
●洞口朋子杉並区議が闘いのアピール
デモに先立ち、出発地点の高円寺中央公園で洞口区議が訴えた。「世論調査でも圧倒的多数が国葬反対です。国葬予定日まであと1カ月ですが、止めることは可能です。今日のデモを皮切りに全国で国葬反対の声を巻き起こしましょう」
さらに自民党と統一教会との癒着が日々明らかになっている中で、洞口区議は「統一教会の最大の広告塔だった安倍の国葬など、絶対に認められません。しかも国葬に37億円もの税金がつぎ込まれようとしている。『冗談じゃない』が街の声です。現在のコロナ第7波で検査すら受けられない人が膨大にいる中で、『国葬やる金があるなら医療に回せ』という声が満ち満ちています」と怒りをあらわにした。
そして国葬の本質について、「集団的自衛権行使の容認、増税、社会保障切り捨て、福島圧殺、東京オリンピックなどの安倍政治をすべて肯定することが狙いです」と喝破し、何よりも安倍の「悲願」だった改憲と中国侵略戦争こそが国葬の最大の狙いであることを明らかにした。
さらに洞口区議は、公共施設や教育現場で半旗掲揚や黙とうの強制が行われ、労働者を国家に従わせようとしていることについて、「これこそが戦争体制づくりです」と怒りを込めて弾劾。「国葬粉砕は改憲・戦争への道を止めることであり、私たちの行動によってそれは可能です。あらゆる職場・街頭で行動しよう」と訴え、9月3日の阿佐谷デモ、23日の全国集会・デモ、27日当日の国葬反対デモへ大結集を呼びかけた。
高円寺デモの大成功を突破口に、職場や街頭の怒りとさらに結びついて国葬を粉砕しよう。
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