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高槻医療福祉労組が反戦掲げ春闘スト

うえだ下田部病院に向かってシュプレヒコール(4月10日 高槻市)

高槻医療福祉労働組合がストライキに突入した4月10日、午前11時にうえだ下田部病院の正面玄関前にある登町住民センターに駆けつけました。すでに檄文(げきぶん)や組合旗が張り出され、スト突入を待つばかりです。正午、スト通告をした組合員が次々に病院玄関から出てきました。
一人一人がストライキに合流する光景は本当に感動的でした。結集した組合員はピンクの組合ゼッケンをつけ、病院に向かって24春闘要求を盛り込んだシュプレヒコールを繰り返しました。富田町病院前でスト突入集会を行った組合員たちも、うえだ下田部病院での全体集会に合流しました。
昼食の後、ストに決起した両分会組合員が交流し、スト参加に至る思いが熱く語られたそうです。今回、スト権は90・1%の賛成で成立しています。交流会では特に55歳定昇ストップと60歳定年後の賃金カットに対する怒りが次々に訴えられ、両分会の組合員の団結がさらに深まったと聞きました。
午後2時前からは、ストに決起した44人の組合員と支援の仲間が合流して全体集会が開かれました。冨山玲子委員長が基調提起を行いました。そこでは、①このストは、これまでの協議を一切無視する不誠実団交への怒りのストであること、②何よりも「慣れた職場で働き続けたい」と訴える仲間が辞めていくことへの怒りであり、「命を守るスト」であること。また、経営の不誠実団交の背景には厚労省の生産性向上と効率化を求める(医療・介護・障害福祉サービス報酬の)トリプル改定があること、③戦争のための社会保障解体攻撃に対する闘いでもあること、④8・6弾圧を粉砕し、中国侵略戦争とそれへの戦争動員を医療労働者は阻止しなければならないこと、などが熱く訴えられました。
続いて東京から駆けつけた泉陽会労働組合の新井佳世子委員長が「ストに決起した組合員の姿に心から感動した」と述べ、共に闘う決意を表明しました。全国金属機械労組港合同昌一金属支部の木下浩平委員長は「小さいときから富田町病院などにはお世話になっていた。命を守る病院のストを断固支持する」「民事再生法との闘いに入った昌一金属支部の闘いを戦争下の組合解体攻撃としてとらえ絶対反対で闘う!」と決意を表明しました。また、改憲・戦争阻止!大行進・北摂の呼びかけ人でもある全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部・北Bブロックの仲間は「このストで労働組合の団結を固める。団結が一切です!」「支援には必ずかけつける」と力強い連帯のあいさつ。八尾北医療センター労組の藤木良枝委員長は、8・6広島暴処法弾圧で逮捕された仲間の早期奪還を訴えました。集会の最後に、うえだ下田部病院に向かって再びシュプレヒコールを上げ、ストを最後まで貫徹しました。
この後、執行部を先頭に私たち支援もJR高槻駅に移動し、ストの報告とともに、「戦争のためのトリプル改定反対」「ヒロシマ弾圧粉砕」を高槻市民に訴え、大きな反響がありました。反戦春闘の限りない力を実感する一日行動でした。
(改憲・戦争阻止!大行進・北摂 中田達夫)

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