九州国鉄集会 2・16までに動労総連合・九州をつくると宣言
10月18日、福岡市の「ももちパレス」で「国鉄決戦で戦争と改憲をぶっ飛ばせ!10・18九州集会」が国鉄闘争全国運動・九州主催で行われ、50人が結集した。
冒頭、NAZEN福岡が10月12日の川内原発2号機再稼動阻止の鹿児島現地闘争について意気高く報告した。
これを受けて、集会のメインのひとつである動労水戸の川俣辰彦さんの講演が行われた。川俣さんはJR外注化と常磐線開通・帰還強制攻撃への怒りを込めて語りかけ、絶対反対闘いを貫いて闘う動労水戸のもとに青年労働者が結集し、原発労働者との交流が進んでいること、こうした闘いの土台に国鉄分割・民営化絶対反対の闘いがあることを明らかにした。さらに、「とりわけ不当な配転攻撃を打ち破り、組合の中心的人格を職場に奪還できたことが決定的だった」と強調した。川俣さんは、前日、久留米での動労水戸支援共闘結成の集い、北九州での動労水戸交流会に参加し、支援共闘の輪を大きく広げてこの日の集会・講演に臨んだ。
続いて、「改悪派遣法の問題点について」の提起があり、虹ケ丘学園廃園を許さないと闘い続ける虹ケ丘労組の報告が行われた。パワハラと対決して争議を闘う合同労組レイバーユニオン福岡の分会組合員たちが「必ず資本に謝罪させる」と決意を述べた。九州でも国鉄決戦と一体で合同・一般労組の支部・分会建設が力強く進んでいることが示された。
集会のもう一つのメインは、国労原告団からの基調報告と発言だ。国労原告団の石﨑義徳さんは、鉄建公団訴訟の6・30最高裁棄却判決を弾劾し、「動労千葉・動労水戸は徹底的に闘う立場を示している。国労は消滅寸前だが、私はこれからも労働者として闘う」と決意を表明した。
基調報告を行った羽廣憲さんは、「安倍は戦争にまっしぐらだが、労働組合めぐる攻防が一切を決める。あらゆる労組が民営化と戦争に屈服する中で、動労千葉・動労水戸は屈していない。これに続く労働組合を九州の地にもつくっていく。分割・民営化との闘いの中でいろいろな人生の分岐があった。だが、解雇撤回を貫いた自分の選択は正しかったと確信している。それを皆と共有できれば大きな力になる。解雇撤回の闘いを断固継続し、そのことを力にして、現場の団結を基礎にした組合をつくっていきたい。来年2月16日の『JR不採用の日』を期して、九州に動労総連合を建設する。これが私たちの回答だ」と断固たる決意を表明した。
学生戦線、とめよう戦争への道!百万人署名運動・福岡県連絡会、婦人民主クラブ全国協議会・福岡支部、星野文昭さんを取り戻す会・九州、長崎の労働者、自治体労働者の発現の後、教育労働者が全員登壇して決意を述べた。さらに、民主労総11月総決起大会への派遣団が並び、ゼネスト連帯の決意を語った。
最後に、手嶋浩一代表が集会をまとめ、11・1労働者全国集会への総決起を誓い合った。(九州・A)
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