「国鉄闘争から学ぶ」と題して兵庫労働者集会
10月10日、兵庫労働者集会が西宮市で開かれました。「国鉄闘争は全労働者の闘いなんだ! だからたくさんの労働者に来てほしい」という主催者たちの熱い思いを込めて、集会は「国鉄闘争から学ぶ」の副題を付けて行われました。
冒頭に、兵庫の闘いを牽引してきた国鉄労働者で、1年前に亡くなった富田益行同志へのの追悼を行い、関西合同労組阪神支部の許支部長が基調を提起しました。
動労水戸の粟田さんが「動労水戸の30年の闘いと被爆労働絶対反対の闘い」について話しました。「1986年に動労水戸は結成された。JR資本は1987年に動労水戸組合員を分散配転した。国鉄闘争を終焉させようとした4・9政治和解に動労水戸は動労千葉とともに立ち向かってきた。そして、3・11東日本大震災と原発事故で、すべてが問い直された。運転士登用差別事件で動労水戸が最高裁で勝利した時、JRは未払い賃金の支払いを団結破壊の道具に使ってきたが、これと団結して闘い、その闘いの中で平事務所を建設した。体制内派の『何でも反対はよくない』という抑圧に対して、絶対反対を貫いて闘い、それが信用されたからこそ青年が動労水戸に結集し、原発労働者との結合も始まった。本気で闘っているかどうかを、労働者はじっと見ている」という内容でした。
その提起を受けて、植木団地の仲間が「労働運動がどういうものか、少しわかってきた。結果がどうであろうと闘いは笑って終わろうと皆で話している。誇り高い自主管理闘争をともに闘ってほしい」と発言しました。青年労働者が「日々派遣」という二重搾取への怒りを表し、この怒りを闘いに変えていくと決意を述べました。婦民全国協のメンバーは、被曝する・させるという「労働の質」を問う発言をし、自治体職場の仲間は職場でマイナンバー制度や評価制度と闘うと決意を表明。星野闘争を闘う仲間も発言しました。
職場は違っても動労水戸の闘いとひとつになったと感じた集会でした。何よりも、主催者全員が総出で集会準備や運営を担って団結をより深め、11・1結集を誓うことができました。(兵庫・OK)
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