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労組つぶしの解雇許すな 昌一金属の工場門前で集会

解雇阻止を訴えて昌一金属福崎工場から同社本社前を通り港区内をデモ(4月26日 大阪市港区)

4月26日夕方、全国金属機械労組港合同昌一金属支部への組合つぶしに反撃し、関西から労働者・学生約100人が昌一金属福崎工場前に結集した。同社による全労働者の解雇と那須電機鉄工による執行部排除の選別採用を目前に、参加者は工場内で働く労働者と地域住民に向けて訴えた。
関西合同労組の山口幸一書記長が司会を務めた。関西労組交流センターに結集する大阪市職の労働者が基調報告で「断崖絶壁の危機にある政府が戦争絶対反対の労組を一掃しようと今回の攻撃をかけてきた。団結の拡大で応えよう。地域の総力で抗議の声を上げ、昌一金属支部と一つになって闘おう。昌一金属と那須電機鉄工は組合つぶしの選別解雇・団交拒否を謝罪し撤回せよ。雇用を人質にした大幅な労働条件の切り下げをやめろ。組合員の皆さん、那須電機商事に乗り込み闘おう」と呼びかけた。
港合同の中村吉政委員長が「那須電機鉄工は執行部の人格を否定した。和解金の話をしてきたが、金の問題ではない。港合同は闘う」と戦闘宣言を発した。
日々の活動に立つ昌一金属支部執行部がそれぞれ、「どうすればいいか悩んだが、ここに帰ってきた。組合執行部だというだけで解雇されるのは納得できない。怒りしかない。地域の仲間の支援に感謝する」「原則的に闘う組合執行部が邪魔な那須電機鉄工は、国鉄分割・民営化と全く同じ手法を取ってきた。この人権否定・人権侵害は絶対に許せない」と感動的に決意を示した。
連日の支援行動を再先頭で展開する全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾副委員長が「大衆行動で反撃しよう」と呼びかけた。「職場で倒れることも、戦争で殺し合わされることも拒否する」と3月27日の「春の嵐行動」に立った日教組奈良市の増田順計書記長は、「昌一金属と那須電機鉄工の攻撃は戦時下の労組つぶしだ。それは同じ志で闘ってきた私たちへの攻撃だ」と発言した。
同じく3月27日に反戦春闘ストに立った関西合同労組恭誠社分会は、「分会決定で連日の門前行動に参加してきた」と報告し、「昨年11月の昌一金属支部のストは世界の労働者に向けた団結ののろしです。皆さんの団結と共に私たちも闘います」と決意を表した。
集会は通行する車からも注目され、デモは多くの人に見守られた。沿道でビラをまいた青年には住民が熱心に話しかけてきた。港合同が地域に育んできた団結は今も根付いている。
全国での総力の反撃に那須電機鉄工はあわてふためいている。5月も毎日が決戦だ。さらに攻勢的な闘いを展開しよう。(関西労組交流センター・U)

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