星野さんに面会させよ 2・19徳島刑務所 全国からの70人が迫る
2月19日、星野文昭同志への友人面会の再開と処遇改善を要求する徳島刑務所闘争が、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の主催で闘いぬかれた。地元四国4県の救援会を先頭に全国18都府県から21救援会、70人が駆けつけた。
晴天に恵まれ、周りは桃の花が満開。徳島刑務所は刑務官と警備員を増員し構えたが、面会・差し入れを求める参加者を阻止することはできなかった。
午前9時40分、友人を代表して全国再審連絡会議共同代表の戸村裕実共同代表と鎌田由子さんが星野暁子さんと一緒に面会を申し込んだ。並行して数十人が次々と星野さんへの差し入れを行う。黄色の星野ゼッケンや労組の腕章、星野バッチを着けて堂々の入構だ。
友人面会はまたも認められなかったが、暁子さんの面会を待つ間、駐車場で輪になってミニ集会を続けた。06年6月から10年春まで94人の友人面会が実現した。その中には故人となった森研一さん、富田益行さんもいる。共同代表の狩野満男さんが「何度でも徳島刑務所に迫ろう。今日の『集団面会』闘争で肉薄しよう」と呼びかけ、戸村さんも「2016年の新たな闘いが始まっている」と応じた。面会を終えた暁子さんが文昭さんの「みんなの気持ちを直に感じる」という喜びの声を伝えた。
11時すぎ、正門前に移動し、暁子さんと戸村さん、刑務所行動呼びかけ人の鎌田雅志さんの3人が竹中晃平刑務所長への申し入れ書を持って交渉に入った。要求は、①自由な友人面会を認めること、②星野さんを2類に戻すこと、③年賀状差し止めと一部墨塗りに厳重に抗議する、④居房に暖房を入れ、ポケットカイロを許可すること、⑤適切な医療を保障することの5点だ。
その間、今度は正門前集会だ。星野同志の写真と横断幕を広げ、ソリダリティを歌い、次々とマイクで「星野さん! 会いに来ましたよ!」と声を限りに呼びかけた。
午後2時、徳島駅前の徳島市シビックセンターで報告集会と全国交流会を持った。申し入れを行った鎌田雅志さんが「私たちの行動は力を持っている。いったん獄壁に開いた穴は絶対埋まらない。この穴を押し広げ、ぶち破ろう」と呼びかけた。1月『星野新聞』発刊に続く2・19刑務所行動は、2016年星野闘争を力強く推し進めた。
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