10・1韓国 ゼネストを軸に全民衆決起 〝労働者・農民殺しの政権倒せ〟
9月27日に始まった公共運輸労組の無期限ストを軸とする韓国・民主労総のゼネストは、パククネ政権に対する全人民のあらゆる怒りを解き放ちながら前進している。10月1日にはソウルで3万人、大邱(テグ)で7千人の大集会が開かれ、チェジョンジン民主労総委員長代行は「パククネ打倒の民衆総決起闘争はすでに開始された!」と宣言した。
無期限ストに突入して5日目のこの日、ソウルの大学路(テハンノ)には、民主労総組合員とともに農民や市民団体、学生などが大結集した。民主労総ゼネストを支持し連帯する「汎国民大会」と、昨年11月の民衆総決起闘争で重傷を負い9月25日に亡くなった農民・ペクナムギ氏の追悼大会が連続して開かれた。
ペクナムギ氏を死に追いやった元凶は、警察による放水銃の殺人的な狙い撃ちだ。だが政府権力はその責任を一切認めず開き直ってきた。そして今、医師に圧力を加えて死因は「病死」との虚偽の死亡診断書を書かせ、デッチあげのために遺体の強奪・解剖をも策動して、遺体が安置されているソウル大病院を警察力で包囲している。遺族は集会で「父を二度殺すのか!」と弾劾し、遺体強奪実力阻止を訴えた。
民主労総は、このペクナムギ農民に対する国家暴力と、労働者に今加えられている攻撃はまったく同じだと提起した。公共運輸労組医療連帯ソウル大病院分会のパクキョンドク分会長は、成果主義賃金導入は労働者から自らの労働に対する誇りを暴力的に奪い、資本の金もうけの奴隷にする攻撃だと弾劾した。
集会後、参加者は「国家暴力の責任者処罰! 殺人政権糾弾!」の横断幕とペクナムギ氏の遺影を掲げてデモに出た。デモ隊の前に立ちふさがる警察の阻止線と各所で激突しながら、戦闘的デモが打ち抜かれた。
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