5・23広島狭山集会 「狭山闘争・部落解放闘争と反戦・反核闘争は一体だ」
不当逮捕61ヵ年糾弾!狭山第3次再審勝利!5・23広島狭山集会を、5・23当日の夜に広島市西区民文化センターで、20名の結集で開催しました。
不当逮捕60ヵ年の昨年はG7広島サミット闘争の過程で不当逮捕された広島大学部落解放研究会の学生が獄中で完黙・非転向で闘う中での開催でした。そして本年は、戦時治安弾圧―中国への侵略戦争体制づくりのために反戦反核運動絶滅を狙う8・6ヒロシマ暴処法弾圧との闘いの真っただ中での開催となりました。獄中の5人の仲間との固い団結と狭山事件での不当逮捕以来、無実・無罪の闘いを続ける石川一雄さんとの連帯を改めて固める集会としてかちとりました。
狭山闘争の原点をつかむために、映画「造花の判決」を上映しました。初めて見た学生も何度も解放運動の渦中で見てきた人も、石川一雄さんの無念さをわが事として、戦争のために部落差別が扇動された60年代と戦争へむけた戦時体制づくりへと突進している現代は、闘わなければ生きていけない社会だという点で一体だと確認しました。「部落には住宅や医療はいらない」という維新の会の発言を見ても現代も部落差別は存在し、戦争と一体で差別が助長されているのです。
石川一雄さん・早智子さんの近況報告やメッセージを読み上げて全員で再審棄却情勢の切迫を痛感しました。今こそ職場・地域での狭山闘争へのとりくみを反戦反核運動と一体で組織することが求められているのです。部落解放広島共闘会議では、年初以来1ヵ月に1回の狭山再審署名街宣を定例化して取り組んでいますが、街頭でも狭山闘争と部落解放闘争と戦争反対・岸田政権打倒をひとつの問題として訴え、署名が集まっています。今後、東京高裁要請行動への組織化を進めていきます。戦時下の部落解放闘争・狭山再審勝利の闘いを8・6―8・9から、10・31狭山闘争と一体で闘いぬいて、11月労働者集会の大結集をかちとるため総決起しよう。(部落解放広島共闘会議・奥村毅)
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