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闘う労組がストに立つ 一陽会労組 鈴コン分会

一陽会労組 怒り解き放ち第2波スト 組織拡大へ手応えつかむ

青年組合員を先頭に経営に向かって怒りのシュプレヒコール(7月5日 東京都練馬区)

一陽会労組は7月5日、反戦春闘ストライキとして組合史上初の第2波ストを決行しました。医療・介護・障害福祉報酬トリプル改定に対する5月27日の第1波ストを更に押し広げ、夏季一時金の超低額回答に対する職場全体の怒りを行動に組織する挑戦でした。

炎天下でしたが、昼休みには東京の医療・介護・福祉労働者や全学連、地域の仲間をはじめ約30人で病院中庭での集会が行われました。坪井静委員長と老健組合員のアピールに各部署の労働者が応援の声をかけてくれ、ある部署からは数人が連れだって集会に参加。1人がマイクで発言してくれました! 「一時金の係数が最初1・38でその後1・40カ月。『誤差』の範囲で既定路線。ただのパフォーマンスでしかない! この現状をみんなの力で打開していきたいと思い、スト応援で参加させていただきました」――一陽会労組の訴えが職場全体の怒りになっていると実感しました!
神奈川・相模更生会従業員組合の荒井素子委員長、千葉・船橋二和病院労組の飯田江美委員長も駆けつけてくれ、飯田委員長は「医療・介護労働は人と共に生きるための当たり前の労働。国に絞られ削られて軍事費2倍につぎ込まれるような労働じゃない!」と檄(げき)を飛ばしました。

集会後、経営に対して「交渉打ち切り粉砕・再団交要求」の申入書提出行動が行われました。事務長は事前通知したにもかかわらず逃亡しましたが、青年組合員を先頭に徹底弾劾のシュプレヒコールをたたきつけました。一方、この日の夕方に経営と多数派労組執行部は、たった1000円を上乗せした額で妥結したのです。許しがたい!
しかし、経営と体制内労組幹部の結託を暴き出した今回のストは組合の組織拡大の機運を引き寄せています。「第1波、2波とストを打ち抜くことで労働者の意識が高まり、反戦ストこそ労働者階級の根底的な怒りを解き放つ実力闘争だとつかんだ。絶対に組織拡大して岸田を打倒する」(坪井委員長)。医療・介護・福祉労働者と地域の総反乱をつくり出しましょう!
(東京北部労組交流センター・川原成雄)

鈴コン分会 組合つぶしの解雇許すな 第3波スト

社前アピール行動で先頭に立ってほえる吉本分会長(東京都板橋区)

7月5日、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会(鈴コン分会)は第3波のストライキを決行しました。この日は15年前の2009年、職場に労働組合を結成した日です。

午前7時30分から1時間、東京西部ユニオン、東京北部ユニオン、東京西部労組交流センター、全学連の仲間など20人が鈴コン工場の門前に結集しスト突入のアピールを行いました。
職場では4人が65歳を過ぎてもミキサー車の運転手として働いています。3年前の佐藤重夫副分会長の65歳解雇、今回の吉本伸幸分会長の解雇は、あからさまな組合員であるが故の不当解雇であり、不当労働行為そのものです。このストライキは労働者の権利を守るための重要な行動です。吉本分会長への不当解雇阻止のストは労働組合として譲れない闘いであり、参加したユニオンや学生の仲間が、職場の仲間に団結して声を上げることの重要性と闘いへの決起を訴えて、連帯の力を示しました。
社前アピール後は集会を行い、日本機械工業労働組合の山口弘宣委員長から鈴コン分会へ連帯の檄布をいただきました。その後、スト支持を訴えるビラを工場周辺の舟渡地域に数千枚配布し、正午前には工場に戻り、門前で2回目の抗議活動を行いました。3波のストは、職場でも地域でも支持と共感を確実にかちとっていることを実感しました。

午後3時からは動労総連合東京環境アクセス支部の組合結成通告に合流。当日に第2波のストライキを決行した一陽会労働組合、動労総連合、動労千葉、東京労組交流センター、各ユニオンの仲間など約50人が集まり、本社役員を慌てさせる行動となりました。

その後、上野駅前で大街宣を行いました。通行人2人が飛び入りで発言し、闘う労働組合の一日ストライキ実力行動は、大成功で終了しました。このエネルギーをもって解雇阻止で闘うぞ!
(東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会分会長・吉本伸幸)

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